北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪間について、与党整備委員会は2026年7月15日、福井・小浜市を通り、京都市内ではJR京都線の桂川駅付近に新駅を設ける「桂川案」を選びました。新駅は京都駅から西へおよそ5キロ離れた場所の地下に整備する構想です。

北陸新幹線敦賀―新大阪間の南北案と桂川案の比較図
北陸新幹線敦賀―新大阪間の南北案と桂川案の比較(画像:国土交通省鉄道局/鉄道・運輸機構)

北陸新幹線は1997年に高崎―長野間、2015年に長野―金沢間、2024年に金沢―敦賀間が開業しました。東京から大阪までを結ぶ整備計画のうち、敦賀―新大阪間が未着工区間として残っています。

敦賀以西は2016年に「小浜・京都ルート」に決まりましたが、京都市中心部の地下を通ることによる地下水への影響や、建設費の増加などへの懸念から着工には至りませんでした。京都仏教会からは批判もあり、2025年の参議院選挙をきっかけにルートの再検討が始まりました。

桂川案はJR桂川駅付近の地下に新駅を設ける計画で、京都駅を通る案よりルートを短くできる一方、京都駅まで在来線への乗り換えが必要になることが課題です。近くには阪急京都線の洛西口駅があり、新たな交通拠点となる可能性もあります。

JR京都線の桂川駅ホームと駅名標
JR京都線 桂川駅(画像:PIXTA)

着工に至るには地元の同意を得る必要があり、地下水や環境負荷への懸念を払拭できるかどうかといった課題も残ります。SNS上では、京都駅を経由しないことによる利便性を懸念する声がある一方、早期着工や北陸と関西の結び付き強化、桂川駅周辺の活性化に期待する意見もみられます。

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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