大分・国東半島の紅葉ドライブ!鬼伝説のパワースポット熊野磨崖仏や両子寺の紅葉から “くにさき姫だこ”など巡るモデルコースを紹介

大分県北部に位置する「国東半島(くにさきはんとう)」は、神と仏を共に祀る「神仏習合」発祥の地として知られる神秘的なエリアです。秋を迎えると、鬼が一晩で築いたとされる大迫力の「熊野磨崖仏」や、六郷満山の総本山格「両子寺」などの歴史ある寺社群が美しい紅葉に包まれます。
今回は、1300年の歴史を誇るパワースポット巡りから、黄金色の稲穂が広がる絶景「田染荘」、そして名物「くにさき姫だこ」の絶品ランチまで、車で効率よく回れる「秋の国東半島 日帰りドライブモデルコース」をご紹介します。各スポットの拝観時間・料金、アクセス情報も網羅しているので、大分旅行の計画にぜひお役立てください!
神仏習合の歴史と鬼伝説が残る国東半島のパワースポット
鬼が一晩で築いた石段と迫力の磨崖仏「熊野磨崖仏」

豊後高田市の「熊野磨崖仏」は、鬼が一晩で築いたと伝わる約100段の乱積み石段が印象的な史跡です。 険しい石段を上った先には、岩壁に刻まれた日本最大級の磨崖仏が姿を現します。 絶壁の右手に引き締まった表情の大日如来(高さ約6.7m)、左手に微笑むような不動明王(高さ約8m)が並び立ち、ともに国指定重要文化財・史跡に指定。 石段を上ると熊野神社があり、下ると胎蔵寺に到着します。
拝観時間は8:30~17:00(11~3月は8:30~16:30)、拝観料は高校生以上500円、小中学生150円。 宇佐ICから車で約40分です。
六郷満山の総本山格で紅葉を楽しむ「両子寺」
国東半島の最高峰・両子山の中腹に立つ「両子寺」は、養老2年(718年)に仁聞菩薩が開基した六郷満山の総本山格(天台宗別格本山)です。 江戸時代から満山寺院を統括する総持院としての歴史を保持。 山門の仁王像は国東最大級の大きさを誇り、足をさすると健脚のご利益があると伝わります。
毎月28日の縁日に行われる護摩焚きや、走水観音堂の名水、子授け祈願の奥の院も注目のスポット。 境内は多言語Wi-Fi音声ガイド「jaj.jp」に対応し、例年11月中旬頃には見事な紅葉が見頃を迎えます。
拝観時間は8:30~16:30(講堂・奥の院は16:00まで)、拝観料は300円。 安岐ICから車で約30分です。
三人寄れば文殊の知恵の発祥地「文殊仙寺」

「三人寄れば文殊の知恵」の発祥地とされる「文殊仙寺」は、日本三文殊の一つに数えられる寺院です。 知恵を授ける文殊菩薩を祀り、学業成就や合格祈願の参拝者が絶えません。 本殿「奥之院文殊堂」は江戸期に改修を重ねた境内最古の建築物。 境内を囲む岩峰群「文殊耶馬」は、秋になると美しい紅葉スポットとして親しまれています。
拝観時間は9:00~16:30、拝観料は無料。 安岐ICから車で約40分です。
実りの秋を楽しむ国東半島めぐりモデルコース
寺社めぐりと名物グルメを巡回するおすすめルート

国東半島の史跡と紅葉を効率よく巡るモデルコースをご紹介します。
両子寺⇒(車で約0.8km・約2分)⇒両子河原座⇒(車で約10.7km・約14分)⇒天念寺⇒(車で約3.1km・約6分)⇒長安寺⇒(車で約7.9km・約14分)⇒富貴寺⇒(車で約5.2km・約7分)⇒真木大堂⇒(車で約3.4km・約4分)⇒熊野磨崖仏

立ち寄りスポットの両子河原座では、名水で打った「開運そば」や地元野菜の天ぷらを堪能。
元寇の際に戦勝祈願の法要が行われた天念寺や、総山として満山65ヶ寺を統括した長安寺(拝観時間8:00~17:00、拝観料300円)を順に巡ります。 長安寺では国重文「太郎天二童子立像」を保管。 さらに宇治平等院鳳凰堂や平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂の一つで国宝の「富貴寺大堂」を擁する富貴寺や、日本一の大きさを誇る木造大威徳明王像など国重文9体を安置する真木大堂まで、深みのある歴史探訪を楽しんでみませんか?
黄金色の稲穂と彼岸花が広がる「田染荘」の秋景

宇佐神宮の荘園として中世から受け継がれてきた豊後高田市の「田染荘小崎地区」は、国の重要文化的景観や世界農業遺産に選定された田園風景です。 開発の波を免れてきた農村景観が今に残ります。 9月には稲穂が黄金色に実り、畦道には鮮やかな彼岸花が咲き揃う圧巻の秋景色。 散策自由・入場無料で、宇佐ICから車で約40分です。
修験僧の道を辿るトレッキング「国東半島峯道ロングトレイル」

熊野磨崖仏から両子寺までを結ぶ全長約135kmの「国東半島峯道ロングトレイル」は、九州初のロングトレイルコースです。 1000年以上前から六郷満山の修験僧が歩んできた「峯入り」の道を再整備し、国東側にK-1~K-6、豊後高田側にT-1~T-4の全10コースが設定されています。 神秘的な岩場や原生林を歩きながら歴史と自然を体感する「文系登山」の拠点。 体力や目的に合わせたハイキングを満喫できます。
【旅のヒント】国東半島の移動は「レンタカー」か「サイクリング」がおすすめ!
国東半島の寺社や史跡は山間部に点在しているため、路線バスでの移動は本数が限られ難易度が高めです。
効率よくモデルコースを巡るなら、大分空港や宇佐駅周辺でレンタカーを借りるのがベスト。山道(県道)は道幅が狭い区間もあるため、運転には十分注意しましょう。
また、海沿いのルートを中心に楽しみたいアクティブ派には、道の駅くにさきを拠点とした「電動アシスト自転車」のレンタル(1日500円)もおすすめです。潮風を感じながら、点在する奇岩やアート作品を巡る爽快なサイクリングが楽しめます。
秋の味覚と伝統の銘酒・アクティビティ情報
「くにさき姫だこ」と「くにさき銀たち」を堪能する秋グルメ

伊予灘の激しい潮流で育つ「くにさき姫だこ」は、太く短い足とコリコリとした歯ごたえ、濃厚な旨みが特長です。 国東市の「涛音寮 茶房さんがいや」では、ほんのりピンク色に炊き上げた「たこめし御膳」(税込1,320円)を提供しています。 また、身の締まりと脂ののりに定評があるブランド魚「くにさき銀たち」の「太刀重」(税込1,500円)は、道の駅くにさき内「銀たちの郷」で味わえる名物メニュー。 実りの秋に相応しい地域の味覚を満喫できます。
「くにさきサイクリングルート」と150年以上の歴史を誇る地酒

道の駅くにさきを拠点とする「くにさきサイクリングルート」では、前述の電動アシスト自転車のレンタル(8:30~17:00、大人500円/高校生以下300円)を利用して爽快なサイクリングが楽しめます。
沿道には「マネーき猫公園」や「金毘羅岩」「おしり岩」などの立ち寄りスポットが点在。 大分空港にサイクリスト向け更衣室が完備されている点も魅力です。 あわせて注目したいのが地域に脈々と息づく酒造り。 160年の歴史を持つ南酒造の麦焼酎「とっぱい」「喜納屋」「関の舌」や、姉妹で手がけるクラフトジン「鬼と~」シリーズ、1873年創業の萱島酒造が誇る日本酒「西の関」など銘酒の数々。 2026年11月1日~11月30日には、KITTE大阪2階にて期間限定アンテナショップも出店されます。
1300年の歴史が宿る霊場と、色彩豊かな紅葉、そして海と山の恵み。この秋はぜひ、神秘と感動に満ちた大分・国東半島へ出かけてみませんか?
(画像:大分県観光PR事務局)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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