東武鉄道 浅草駅と、会津鉄道 会津田島駅を結ぶ、新型特急500系「リバティ会津」の登場で、大内宿や湯野上温泉、塔のへつりがぐっと近くに――。福島県、南会津の山間にある下郷町。その中心にある小さな駅に、カフェが併設されています。会津鉄道 会津下郷駅です。この駅カフェに、人気の鱒バーガーといっしょに食べたいスイーツが、メニューに加わりました。

下郷町の特産品、花豆を使った「花まめパイ」です。この花豆は、会津下郷駅から西へ10kmほど行った戸赤エリアで栽培され、地元の菓子店などがアイデアを持ち寄ってつくられた品。駅カフェでは、このパイにアイスクリームを添えて出てきます。

会津下郷駅の駅舎内で営業する駅カフェは、観光公社に所属する女性スタッフが切り盛り。人気の鱒バーガーは、「下郷町で養殖している鱒のフライを、じゅうねん(エゴマ)を練りこんだパンに挟みました。サルサとタルタル、2種類のソースでどうぞ」(下郷町)。気動車の足音を聞きながら、アツアツの鱒バーガーに、冷たい花まめパイ。都会の喧騒を離れ、のんびり流れる“しもごう時間”が、ここにあります。

リバティ会津誕生にあわせて循環バスも登場

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東武特急リバティ会津の登場で、都心から手軽に訪れられるようになった下郷町。この町に、リバティ会津運行開始にあわせ、観光循環バスが2ルートで走り出しました。

北循環は、会津田島駅を起点に、祇園会館、大内宿、湯野上温泉駅、塔のへつり、下郷駅などを経て、会津田島駅へと戻ってくるルート。南循環は、下郷駅を起点に、養鱒公園駅、金子牧場、観音沼森林公園、ジイゴ坂学舎などを経由して下郷駅へと戻るルート。両バスは、会津下郷駅で接続します。