新潟・秋田エリアに、JR東日本初の電気式気動車となるGV-E400系が登場。2018年に量産先行車3両(2両編成、1両編成)が走り出し、性能試験など各種検証を経て量産車63両を新造します。

JR東日本が初めて採用する電気式気動車 GV-E400系は、ディーゼルエンジンで発電機をまわし、その電力でモーターを駆動させ走る仕組み。

「当社で数多く所有する電車で培ってきた技術や、メンテナンス方法を本車両にフィードバックすることで、安全安定輸送と質の高いサービスを提供」(同社)

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GV-E400系が走る区間は、羽越線(新津~酒田)、信越線(新津~新潟)、米坂線(米沢~坂町)、磐越西線(会津若松~新津)、津軽線(青森~三厩)、五能線(東能代~川部)、奥羽線(秋田~東能代、弘前~青森)。量産車は、新潟地区に2019年度まで、秋田地区は2020年度に投入される予定です。

八戸線にはキハE130系500代を18両

また、八戸線(八戸~久慈)向けに、「水郡線、久留里線投入車両とほぼ同一」のキハE130系500代を18両(2両編成6本、1両編成6両)つくります。

運転開始時期は、2017年8月以降から順次、試験走行を実施。今年度中の営業運転開始をめざします。

このキハE130系500代の新造によって、八戸線の冷房化率100%を実現。キハ40系などの片側2ドアに対し、同系列は片側3ドアに。混雑時などスムーズに乗降できるようになります。