車内のリアルな広告枠と同じように、ウェブ上も選べる時代へ
電車の中、駅ナカ、新幹線の線路脇、ロードサイド、空港、球場……。世の中には、広告を掲載する枠があちこちにありますが、デジタルの世界でも新たな進化をとげています。
きょう、立川駅構内で電動アシスト自転車のレンタサイクルビジネスを開始した日本コンピュータ・ダイナミクスは、同じ日、「最先端の広告運用サービス」とうたう、日本初の広告枠ショッピングサイトをスタートさせました。その名も「Adplace」。
従来、ウェブ上の広告配信サービスは、メディアなどが自主的に設置する広告枠に対し、自動的に配信するものが一般的でした。が、このAdplaceは、広告を出したい側が、金額・期間・色・イメージから、広告を掲載したいメディアを割り出し、主体的に広告を出せるというサービス。
「広告を出したい側は、メディアをひとつひとつ選択できず、広告掲載に対して受動的な動きしかできなかった。Adplaceでは、効率良くメディアを探し出すために、そのデザインやイメージ、金額の一覧をサイト上に表示させるシステムを構築。それにより広告を出したい側は、より快適に、かつ主体的に希望に合わせてメディアを選べるようになりました」(同社開発陣)
もともと、看板や中吊り広告など、駅や電車内のリアルな広告は、ある程度、広告を出す側の位置や場所、期間などが選べましたが、デジタルの世界は、“向こう側が自動的にやってる”というイメージでした。そんなイメージを覆し、「リアルな広告と同じように主体的に選べる」をウェブ上で実現したと伝えています。
駅構内でリアルなレンタサイクル事業を手がけ初めた同社が、同じ日に、ウェブ上の広告ビジネスの新たな可能性を探るサービスに進出。立川で電動アシスト自転車のレンタルが、デジタルの世界で「日本初の広告枠ショッピングサイト」が始まります。