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通常の1000倍の大型太陽フレアを観測。11年ぶり、地球への影響は9月8日午後の見込み――。

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国立研究開発法人情報通信研究機構は、日本時間2017年9月6日に、太陽面中央に位置する黒点群2673で、2回の大型の太陽フレア現象発生を確認しました。

その2度の大型太陽フレアのうち、日本時間20時53分発生の最大X線強度は、通常の1000倍以上という大型のもの。この現象にともない、高温のコロナガスが地球方向に噴出したことと、高エネルギーのプロトン粒子の増加を確認。

コロナガスは日本時間9月8日15時から24時ごろにかけて、地球に到来することが予測されています。

この影響で、地球周辺の宇宙環境や電離圏、地磁気が乱れる可能性があり、通信衛星、放送衛星などの人工衛星の障害や、GPSを用いた高精度測位の誤差の増大、短波通信障害や急激な地磁気変動にともなう送電線への影響などが生じる恐れがあり、注意が必要と呼びかけています。


（画像：NASA）