【私鉄に乗ろう 18】豊橋鉄道渥美線 その3 大清水駅〜三河田原駅
いよいよ終点に向かいます
老津駅を出ます。
渥美線の駅間で最も長いのが大清水駅〜老津駅間の2.2kmです。老津駅から杉山駅までは2.0kmと二番目。最短の柳生橋駅〜小池駅間、愛知大学前駅〜南栄駅間の0.7kmの3倍近くあります。市街地と郊外の違いなのでしょうか。
杉山駅です。
何だか老津駅を上り下りひっくり返したみたいな駅です。
駅名標。
列車交換。「桜」号です。もちろんピンク色。
やぐま台駅。単式1面1線のホーム。
ひらがなで書いていますが、元は谷熊駅として渥美線開業時に作られた駅です。1944年(昭和19年)に休止されましたが、27年後の1971年(昭和46年)に現在のやぐま台駅として豊橋鉄道が営業を再開しました。向ヶ丘駅同様、豊橋鉄道による宅地造成に対する住民サービスですね。
豊島駅です。この駅も大正13年に開業した古い駅です。この駅は休止していません。
「こうべ」ではなく「かんべ」(神戸)駅。杉山駅と良く似ています。
渥美線開業時に作られた初代神戸駅は、現在よりも500m三河田原寄りにありました。1944年(昭和19年)に休止、1977年(昭和52年)に廃止されました。
現在の二代目「神戸」駅は、小野田セメント田原工場(2002年に閉鎖)への専用線分岐信号所として設置されていた神戸信号所が元になっています。信号所を1989年(平成元年)7月に神戸駅に昇格しました。(専用線は駅昇格前に廃止されています)
「菜の花」号と列車交換。ズームが間に合わず・・・。左の貫通扉の窓から前面展望を撮っています。
田原湾に注ぐ汐川を渡ると終点の三河田原駅です。
ホームは頭端式2面4線に側線があります。
終端がクリア。
駅名標。
現在の駅舎は、2013年(平成25年)に出来上がった四代目。デザインは有名な建築家安藤忠雄さん。
このアングルが一番綺麗ですね。
正面出入り口からは、改札を通してホームが見えます。
上手から。
13:17発の新豊橋行までまだ、20分くらいあります。
・・・と豊橋鉄道渥美線に乗りました。何と言っても元東急電鉄の7200系、豊橋鉄道1800系のカラフルトレインとすれ違うのが楽しかったですね。とりあえず全10種類を見る事が出来ました。
50年近い車齢の電車とは思えないフレッシュな感じでエンジョイしました。この後は豊橋鉄道の市内線(路面電車)で赤岩口に向かいましたが、それは、また改めて。
追記【鉄の一瞥 40】車齢50歳の花畑 豊橋鉄道渥美線カラフルトレイン という記事で豊橋鉄道渥美線のカラフルトレインの写真をまとめてみました。
(写真・記事/住田至朗)