大正7年創業 独立系駅そばです

最近のチェーン系駅そばでは「見た目」重視というか揚げてから時間が経っても油のまわりにくい様にするためなのか、無闇矢鱈にコーンスターチを使った「カリカリ」の天ぷらが横行しています。しかし日栄軒は、大正7年の創業以来の甘くて濃い汁とふにゃっとした天ぷらが茹で麺のふにゃふにゃと絶妙のコンビネーション。これぞ、駅そばです。

というか、この天ぷらって中高生時代に食べた駅そばの懐かしい味なんです。どんな油で揚げているのかな、独特の香りがします。実は、この時は「とり肉そば」(450円)を食べるつもりだったのですが、残念ながら売り切れでした。でも天ぷらそば(400円)も好きなのでOK。

東神奈川駅京浜東北線上りホーム階段下の日栄軒は、日曜以外朝6:15からやっているのも嬉しいです。オールシーズン空調なし、店は開けっぱなしで狭いカウンターは6人でいっぱい。冬は寒風、夏は炎暑の中で食べる駅そば、最高です。

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やっぱり、ホーム上の駅そばが気分でますね。

(写真・記事/住田至朗)