小田急7000形LSEの車輪・車軸と横浜で遭遇…住友金属工業による製図も
横浜三井ビルディングの1階フロアを歩いていたら、鉄道車両の車輪と車軸に遭遇した。
展示物紹介札には「車輪と車軸(7000形用)所蔵:小田急電鉄株式会社」とある。
車輪の内側には、2枚を重ねたブレーキディスクが左右に2組。両方のディスクをパッドではさみ込んで、制動させるみたい。
その横には、「住友金属工業株式会社製鉄所技術部」による車軸組立の製図も。
図面にはこんな記載が……
「組立ハJISニヨル」
「輪軸組立ハブレーキディスクヲ車軸ニ圧入シタ後、車輪ヲ車軸ニ圧入スルコト」
「ブレーキディスクト車軸トノ圧入力ハ28~44tノ範囲トスル」
形式は「小田急LX車」「FS008」と記されている。
周囲を見わたすと、このビルの2階に原鉄道模型博物館が入っているという。この小田急7000形LSEの車輪・車軸は、同館の特別イベント「小田急ロマンスカー物語」(11月30日まで開催)の展示のひとつらしい。
―――この日は、日産自動車グローバル本社に向かう直前の偶然の出会い。
クルマでいったんビル下までつけたら、「駐車場はとなりのビル(横浜三井ビルディング)の地下駐車場と提携してる。そこへ駐めて」と。
駐車券を手渡され、地上フロアへ出たら、この車輪と遭遇した―――。