デンマークに日立の新型自動運転鉄道車両が走る―――。

日立製作所グループの日立レールイタリア社が、デンマーク王国とコペンハーゲン市、フレゼレクスベア市が共同運営するMetroselskabet社(メトロセルスカベット社)から、自動運転鉄道車両8編成(24両)を受注。

コペンハーゲンメトロのM1/M2線むけ、受注額は5000万ユーロ(約65億円)。

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日立レールイタリア社は、2002年以降、コペンハーゲンメトロのM1/M2線むけ自動運転車両を、イタリア共和国で製造し34編成納入した実績を持つ。

また、2019年開業予定の新路線、環状線むけに、39編成の自動運転車両を納入する。

今回、受注した8編成は、2020年までに納入する予定。車内は、鉄道利用者数増加に応える広い乗車スペースを確保した。

日立レールイタリア社 モーリツィオ・マンフェロットCEOは、「本契約を締結できたのは、乗客にとって快適・安全で信頼性の高い製品やサービスを提供し、円滑な運行サービスに貢献していることの証」と。

同社 ジュゼッペ・マリーノCOOは「当社車両は、製造部門の技術力と経験により、グローバルに競争力を有し、高い実績をあげている。今後も継続的な投資により、先進的な製造技術を取り入れて、生産性を高めていく」とコメントしている。

車両の信号・通信装置などについては、アンサルドSTS社が供給する。