【哀愁鉄子の物語5】ユーロスターの落とし穴
はい、駆け足パリの最終日、やってきました。旅はここから!
北駅ですよー。駅名がすでに哀愁!
日本にもあってもいいのにな、北駅、東駅。
フランス北部への長距離列車の起点駅ですね。
その昔、人生初の競馬に挑戦したシャンティイという競馬場のある町へ行ったりした際に、ここから列車に乗ったことが思い出されます。
今回は、ついに私は初めて鉄道で国境を渡る!のであります。
そうです、ユーロスター。
もうね、ネーミングが素敵すぎる。
いつか乗ってみたいと思っていましたが、突然にチャンスがやってきました。
ユーロスターに乗るには、二階から。
ここ北駅で、フランス出国手続きと、イギリス入国手続きを連チャンで行います。
とくに申告するものはないので、書類はパスポートとユーロスターのチケットだけでOK!でした。
セキュリティチェックを通過して、出発時刻が近づくまでは、待合場所で待機。30分ぐらい前にホームへのゲートが開きました。
ついに乗るぜー、ユーロスター!
と、わくドキしながら乗り込んだ瞬間、奈落の底に突き落とされるaikoでした。
ま、窓がない…
全てを人任せにしたツキが…
ここから2時間半、隙間からかすかに見える景色しか楽しめないのか…
席によっては、こんなテーブルがついてるボックス席も。複数名の旅ならば実に楽しそうである!
おなじregular sheetで、この差はすごい。
もろもろ込み込みのプランなので、ユーロスターだけにいくらかかったのかはわからないのですが。
まあ、いい。結果からいうと、3歳くらいの元気な男の子のはしゃぎっぷりと、それを止めようとするお母さんの叱咤やあやし(どちらかというと子どもより親のこういう声が気になる)にもめげず、この先、ほとんど寝ていたaikoです。
ユーロスターに乗るときのさらに注意事項は、乗り込むときに三段くらいの階段があること。私は20キロ超のスーツケースを持っていたため、自分では持ち上げることができず、スーツケースもろとも階段から転げ落ちそうになりました…。ヨーロピアンなジェントルマンがさっと持ち上げてくれてことなきをえました。
それから、車内にスーツケースを置く場所があまりないので、混雑時にはスペース争奪戦になりそうです。この日は座席はかなり空いていたので、これまたことなきをえましたが。
えーと。道中ほとんど寝ていたので、いつの間にか海を渡っていました…
ドーバー海峡! トンネルだけど!
こんなユーロスターレポートですみません…
というわけで、あっという間にロンドンに到着。
セント・パンクラス駅に入っていきます。
レンガ作りが素敵な駅。
私が乗ってきた列車です。シーメンスClass 374。
ホームを出るとたくさんの人。ブティックなども。
外観も素敵な駅なのですが、のんびり眺めている時間はなく…
鉄子なのに、タクシーに乗ってピカデリーサーカス近辺までびゅーん。
黒いタクシーに、赤いバス。これぞロンドンだー。
続く
aiko