東京圏って凄いなぁ、と思うのは、どこまで行っても住宅が途切れないコトです。ロンドンでもパリでもニューヨークでも、コレだけ鉄道に揺られていれば、見渡す限り、農地や森だったりして、民家なんて点在する程度になっちゃうのが普通ですよ。海外から来た友人が一番驚くコトがこの「東京の途切れない住宅」風景です。

真っ直ぐ、住宅街を進みます。

4.6kmで南羽生駅。相対式ホーム2面2線。

ADVERTISEMENT

駅名標。1903年(明治36年)須影(すかげ)駅として開業。1908年(明治41年)から20年近く廃止されていましたが、1927年(昭和2年)再開。1968年(昭和43年)に南羽生駅に改称。2016年にバリアフリー化されました。

3.1kmで羽生駅。ようやく曽遊の地です。友人が羽生で牧師をやっていて、聖書の勉強会などで何度か訪れたことがあります。教会(伝道所)は秩父鉄道の西羽生駅に近いのですが、勉強会など人数が多い時は駅前の宿泊施設を使ったりしたのです。

島式ホーム3面6線。右の2つが東武鉄道、左の1つが秩父鉄道のホームです。

駅名標。1903年(明治36年)開業。1921年(大正10年)北武鉄道が開業。翌年北武鉄道は秩父鉄道に合併。2004年(平成16年)橋上駅舎完成、東武と秩父鉄道の改札が分離。1992年(平成4年)羽生〜川俣間が複線化され、2006年(平成18年)ホームが2面4線化されました。

東武東上線の車両は、東武本線との接続がないため寄居駅から羽生駅まで秩父鉄道を使って回送されています。

2016年の秩父鉄道フェスタに行った時でした。展示される東武8000系電車が秩父本線ひろせ野鳥の森駅を通過する写真です。秩父鉄道対応編成。

東武のホームから秩父鉄道ホームを見ると、秩父鉄道7500系電車が停まっていました。東急から譲受した8090系電車を改造した車両です。

羽生駅を出ると利根川を渡ります。利根川の土手を登ってゆきます。

橋梁が見えてきました。

利根川を越えると群馬県です。

では、【私鉄に乗ろう 82】東武伊勢崎線東武動物公園以北 その4 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)