【norijiの鉄視点 010】香港からフェリーで深センへ!窓の外の景色を堪能できるか?
極厚フレンチトーストで小腹を満たしたところで、次の目的地である中国・深センに向かいます。
深センには大学時代からお世話になっているN先輩とその奥さまが住んでいて、会う約束をしていたのです。
交通手段としては、MTRを乗り継ぐか、バスか、フェリーを選べます。
先輩には蛇口のフェリー乗場で合流したいと言われたため、まずはMTRで香港側のフェリー乗場「港澳客輪碼頭」がある上環駅に向かいます。
地図を見ても地下鉄の入り口ってどこにあるかわかりづらいものですが、この「木」という漢字のようなMTRマークが目印になって、すぐに見つけられました。
オクトパスカードでタッチ&ゴーにも慣れてきましたよ。
香港MTRの改札 pic.twitter.com/sLGTPEwWOx
— noriji (@norijino) 2018年4月8日
上環駅に着いて、フェリー乗り場を探します。
話は逸れますが、MTRのホームっておしゃれで、アイドルのメンバーカラーばりに色が決まってまして。
さらに駅名が達筆な書でしたためられているのです。
電車が止まる度に身を乗り出してホームの写真を撮っていたんですが、周りからは不思議に見えたことでしょう。
香港MTRの駅のホーム。それぞれの駅にテーマカラー?があるのと、駅名が書道なのがカッコよくて好き。あとやっぱりセンターは赤なのか、とか色々。(アイドルのメンバーカラーのほうに思考が飛躍するのであった) pic.twitter.com/WPsKWXyScg
— noriji (@norijino) 2018年4月8日
さて、上環駅を降り、それらしき矢印に沿って進むも、なかなかたどり着くことが出来ません。
ショッピングセンターみたいなところをひたすらさまよい続けました。
あまりにも「いかにも観光客」っぽすぎたのか、途中、旅行代理店のおじちゃんに「フェリー!チケット!ヒア!」と声をかけられ、探し疲れていた自分は甘い誘惑につられそうになります……
「300香港ドルで全部コミコミだよ!」
ぼったくりかどうかは定かではありませんが、ここは野生の勘を働かせ「ごめんね、きっとここじゃないと思うんだ」と思いっきり日本語で返答して振り切りました。
笑顔だった彼は急に形相を変え、めちゃくちゃ不機嫌そうに何か言ってましたが……
さらに探し続けること約10分、ようやくオフィシャルっぽいフェリーのチケット売り場を発見です!
エコノミーで140香港ドル(約1900円)、ファーストクラスで180香港ドル(約2400円)。
あれ、さっきおじちゃん300香港ドルって言ってたような!
とにかくさっき買わなくてよかった……
ファーストクラスとの違いはよくわかりませんでしたが、ここはエコノミーで。
無事チケットをゲット。
香港から深センに行くので、フェリーに乗る前にイミグレーションがあります。
特に煩雑な手続きはなく、パスポートにスタンプを押されたくらいでした。
フェリーに乗り込み、意気揚々と、いざ出発。
楽しい船旅になるかと思いきや!船体が小さいためか、めちゃくちゃ揺れる……
外を見て気分を紛らわせようとするも、窓が汚すぎる……残念!
怖くて目を瞑って怯えていたら、その揺れがだんだんと心地よくなってきたのか、いつの間にかすやすやと眠ってしまっていました。
約1時間の船旅を終えて、18時頃。
気づけば日が落ちかけて、辺りは少し暗くなり始めていました。
深センのフェリーターミナルに到着です!
内装が船をあしらってて可愛いですね。カフェや商店が充実していて、余裕で時間をつぶせそうです。
そんなこんなで、仕事終わりのN先輩の到着を待ちます。
――――それではいつもの「旅にこの1曲」のコーナー!
Paulinho da Viola『Timoneiro』
タイトルの意味は”舵取り”。船旅をする度に思い出す、パウリーニョ・ダ・ヴィオラの名曲です。
「私を操縦するのは私ではない/私を操縦するのは海」
海こそが私の人生を操り、導くのだと。
私は波に身を任せるというより、溺れない程度に時には抗ってますが、一体どんな未来に辿り着くのでしょうかね。
(noriji)