広島でつけた「ちから」
広島といえば、どこへいっても赤。あのローソンでさえ、広島駅前からMazda Zoom-Zoom スタジアム広島まで行く途中の店舗は、赤い。
駅前のうどん屋も赤い。店名は「ちから」。「和菓子とうどん」で知られる店舗みたいで、入ると、意外にもテイクアウトの客が多いことに驚く。
市電のりばへと続く、南口のASSE入口に構える広島駅店は、大人が3人ほどしか並べないカウンター。
それよりも小さい厨房のなかで、黙々と女性がねぎを切っている。
うどん屋なのに、何も知らずに天ぷらそば(500円)を頼んでしまう。ふく天のような天ぷらのなかは、海老だった。
関東や関西からきた人たちから見ると、ねぎが違う。ねぎの青い部分を斜めに切ったものがパラパラと散らばっている感じ。
澄んだつゆに青いネギが浮く。見たことない、ちからのあるビジュアル。
この「ちから」、現在、広島市内を中心に31のレギュラーチェーン店(直営店)を構えている。
クルマで市内を100kmほど走ると、ロードサイドにも展開していて、びっくり。駐車場にクルマをとめて、和菓子とうどんをいっしょにやるのか広島人は……。
ちからをつけて可部線や広島機関区へと立ち寄った話は、またこんど。