デルタ航空(DAL)とニューヨーク市地下鉄に乗ってむかった3月出張。デトロイト空港を経由する15時間の旅、前半を終えようとしている。

成田空港を15時40分に発ったDL0276便機内では、大柄のキャビンクルーが、1時間後に「なに飲む?」ときて、そのまた1時間後に「夕食はなににする? ビーフ、チキン、それともパスタ?」とくる。

ひと眠りして、深夜に室内灯がつき、成田離陸6時間後にMID-FLIGHT「フライト中の軽食」。豪快なクルーたちは、ドサドサっとCreamy Leek and Mushroom Wrap と、Haagen-Dazs Vanilla Ice Cream をテーブルに置いていく。

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このSTROMBOLIという惣菜パンが、うまかった。ここまでのデルタごはんは、2回にわけて伝えた。

【NY】成田発デトロイト経由ジョン・F・ケネディ行きデルタ航空A350-900機内、夕食で早くも……
【NY】成田発デトロイト行きデルタ航空、甘~い深夜食

Egg or noodles ?

そしてまたひと眠りして、成田離陸10時間後、日本時間深夜1時40分に、PRE-ARRIVAL「ご到着前の食事」がやってくる。

15時40分に成田を発ったデルタ機内で、日本時間1時40分に、3食目のデルタごはん。

「Egg or noodles ?」

2択だった。メニューを見ると……。

「チーズオムレツ、ポークソーセージ、ローストポテト、ほうれん草のクリームソース煮添え」

「鶏肉、海老、野菜の中華焼きそば」

どっち? 小心者は、1食目の「牛肉のすき焼き、白米と野菜添え」をチョイスして見事に撃沈しているので、「NYで嫌ってほどオムレツやポークソーセージはありつけるだろう」とふんで、「中華焼きそば」をプリーズした。

もちろん、「うまいよ、クルー。最高だ」と伝えたいけど、このうれしさは、焼きそばのうまさじゃなくて、あと1時間でやっとデトロイトに着くという「やった感」。

深夜1時過ぎのデルタふう焼きそば。ごちそうさま。

「OK ?」とテーブルの上のものが片付けられ、落ち着きを取り戻す。と、デルタ航空の最新鋭エアバスA350-900は、気づかれないように、なめらかに、すーっと機種を下げていく。

11時間40分のフライトが終えようとしている。着陸後は、「北米の自動車の街」を体感する間もなく、入国審査。

E.H.Mcnamaraターミナルには、J.F.ケネディ空港へむけて出発準備中の乗継便、DL3479便のボンバルディアCRJ900NGが待っているはず。

食時間の大幅乱れ、時差ボケでフラフラの日本人を。