ジャズの巨人 John Coltraneが鬼籍に入って50年 完全未発表スタジオ録音が出てきちゃいました!

2018.06.08

1963年3月6日 New JerseyのVan Gelder Studioでの公式セッション

それって名盤”John Coltrane and Johnny Hartman”が同じスタジオで録音された前日のセッションです!

面子もヴォーカルのJohnny Hartmanを除けば、御大John Coltraneがテナーサックス、ピアノはMcCoy Tyner、ダブルベースはJimmy Garrison、そしてElvin Jonesがドラムという強力な布陣。いわゆる「クラッシック・カルテット」と呼ばれているメンバーですね。

もちろん、2016年に亡くなったRudy Van Gelderさんの録音でしょう。亡くなる前のRudy Van Gelderさんは昔自らが行った「ジャズ伝説盤」のレコーディングをCD用リミックスなどして我々のサイフを軽くしてくれたものでしたが。

John Coltraneのニューアルバム”THE LOST ALBUM”2018年6月29日世界同時発売

この幻の音源、マスターテープを録音終了後にJohn Coltraneが自宅に持ち帰り、当時の奥さんのNaimaさんに渡したモノを彼女の遺族が発見したということです。発見されたのは簡易リミックスされたモノラル録音のリフェランステープ。音楽について狂気の様に熱心だったColtraneが自己の演奏を検証するために自宅で聴こうとしていたのでしょうか。これが当時Coltraneが契約していたレコード会社インパルス・レーベルから、何と録音55年後に発売されます。

マスターテイク全7曲(約47分)のうち、「アンタイトルド・オリジナル11383」「アンタイトルド・オリジナル11386」はコルトレーンの未発表のオリジナル曲。また、代表曲「インプレッションズ」と初録音のジャズ・スタンダード「ネイチャー・ボーイ」の2曲は、ピアノのマッコイ・タイナー抜きのトリオ編成での貴重な録音。そして、これまで非公式録音のライヴ盤でしか世に出ていなかったコルトレーンのオリジナル曲「ワン・アップ、ワン・ダウン」のスタジオ録音などが収録されています。

収録曲
1. アンタイトルド・オリジナル11383
2. ネイチャー・ボーイ
3. アンタイトルド・オリジナル11386
4. ヴィリア
5. インプレッションズ
6. スロー・ブルース
7. ワン・アップ、ワン・ダウン

SHM-CD: UCCI-1043 ¥2,592 (税込)  Impulse!/ユニバーサルミュージック

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最近の傾向です 別テイクもCD化されちゃいます!

それが「デラックス・エディション」のCD2枚組。Disc 1は上記と同じです。

収録曲
Disc 1 – マスターテイク
1. アンタイトルド・オリジナル11383 (テイク1)
2. ネイチャー・ボーイ
3. アンタイトルド・オリジナル11386 (テイク1)
4. ヴィリア (テイク3)
5. インプレッションズ (テイク3)
6. スロー・ブルース
7. ワン・アップ、ワン・ダウン (テイク1)

Disc 2 – 別テイク
1. ヴィリア (テイク5)
2. インプレッションズ (テイク1)
3. インプレッションズ (テイク2)
4. インプレッションズ (テイク4)
5. アンタイトルド・オリジナル11386 (テイク2)
6. アンタイトルド・オリジナル11386 (テイク5)
7. ワン・アップ、ワン・ダウン (テイク6)

2UHQ-CD: UCCI-9295/6 ¥3,456 (税込)  Impulse!/ユニバーサルミュージック

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50〜60年代のジャズが好きな人は悩んじゃいますよね。でも個人的に「別テイク集」はMiles Davisなどのクソ高いCDセットなども持っていますが、何度も聴くことは、まずありません。また「デラックス・エディション」のジャケット・デザインは、Manfred EicherさんのECMを妙に意識した感じで、その割りにはミニマルな清潔感がイマイチで好悪が別れるでしょう。

さて、久しぶりにJohn Coltraneの新譜が3週間後に出ます。程なくFM放送などで”さわり”は聴くことができるでしょう。個人的には、Claudio Abbadoが亡くなって以来、新録音のCDを購入する機会がめっきり減っているので、楽しみにしています。

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