JR東日本が開催する駅弁の頂上決戦「駅弁味の陣」。2025年は63品がエントリーし、利用者からのWEB投票により、1万2,776票が集まりました。総合評価が最も高い「駅弁大将軍」、昨年は山形県米沢市の「牛肉どまん中 塩味」、2023年は秋田県大館市の「忠犬ハチ公の故郷 おおだて鶏めし」、2022年は青森県五所川原市の「津軽の弁当 お魚だらけ」が受賞しています。今年の大将軍に選ばれたのは……?

【参考】
JR東日本「駅弁味の陣2025」君の1票が “駅弁NO1” を決める!全63種類 食べてみて 推し駅弁に投票し 豪華賞品を!11/30まで開催
https://tetsudo-ch.com/13012204.html

大将軍は群馬県の銘品が獲得

「駅弁味の陣2025」ランキング

「駅弁大将軍」は、WEB投票数と駅弁の「味」「盛付」「掛け紙」の評価に基づく総合評価で決まります。
「駅弁味の陣2025」で総合評価が最も高かったのは、群馬県の「信越線・荻野屋 140周年記念 峠の釜めし」(荻野屋)でした。「駅弁副将軍」は山形県の「山形牛すきやき牛肉重」(松川弁当店)が受賞。
そのほか「味覚賞」は青森県のつがる惣菜「たまご箱」、「盛付賞」は青森県の三咲羽や「三八弁当」、「掛け紙賞」は千葉県のリエイ(マンヨーケン)「トンかつ弁当」など、合計15品の駅弁が受賞しています。

総合1位:群馬県安中市「信越線・荻野屋 140周年記念 峠の釜めし」

「信越線・荻野屋 140周年記念 峠の釜めし」

「駅弁大将軍」に輝いたのは、信越線開業140周年と荻野屋創業140周年を記念して開発された駅弁。D51形蒸気機関車498号機(SL)とGV-E197系気動車(GVE機)をテーマとした掛け紙や容器のデザイン、「SLの煙風うずらの卵湯煮」「GV-E197系風栗甘露煮」といった具材が特徴です。

総合2位:山形県米沢市「山形牛すきやき牛肉重」

「山形牛すきやき牛肉重」

「駅弁副将軍」は、1899年創業の老舗「松川弁当店」の駅弁に。強火で焼き上げ、甘辛いたまり醤油で煮込んだ山形牛と玉ねぎを、山形県産米「はえぬき」の上に盛り付けており、きめ細かく柔らか、ジューシーな山形牛を存分に味わえる逸品です。

受賞駅弁が集うイベント「宴」開催!

「駅弁味の陣2025」結果発表に合わせて、受賞駅弁を集めて販売するアフターイベント「宴」を、2026年1月16日(金)から2月23日(月)まで開催。東京駅「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」ほか各店舗で期間限定の特別コーナーを設け、受賞商品の一部を販売します。
また、各地域においても受賞商品の一部を取り扱った催事を開催予定とのこと。会場や取り扱い駅弁などの詳細は、2026年1月16日以降に公開される公式WEBサイトで案内されます。

140周年記念の釜めしが大将軍に輝きました。年明けから始まる販売イベント「宴」は、普段は現地に行かないと手に入らない駅弁が手に入る貴重な機会となります。この機会に、受賞駅弁の数々を味わってみてはいかがでしょうか。

(画像:JR東日本)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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