【私鉄に乗ろう 64】伊勢鉄道伊勢線 その6

複線用の路盤、空いている方には自動車の轍が残っています。鉄道会社が保線用に使っているのでしょうか。

1.3kmで伊勢上野駅。伊勢鉄道開業後に作られたために短いホーム長が特徴。

駅名標とホーム。周囲は農地。眼下に太陽光発電パネルが並んでいます。近鉄名古屋線は、とても複雑な歴史を経ていますが、戦前には伊勢上野駅がありました。1943年(昭和18年)に、隣の豊津浦駅と合体する形で豊津上野駅になって伊勢上野駅は無くなっていました。

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切り通しも複線構造。隣にクルマの轍が続きます。

2.4kmで河芸(かわげ)駅。交換可能な相対式ホーム2面2線、JR東海の車両が待っていました。

ありゃ、JR東海キハ25形(4両編成)は明らかにホームからはみ出していますよ。なんだ、表示が回送です。

駅名標とホーム。旧国鉄伊勢線の駅として1973年(昭和48年)に開業しています。周囲に住宅はありますが、やはり農地が広がっています。

先に下りが発車。跨線橋で渡る上りホームはワンマン用ミラーの位置から分かる様に千鳥式に配置されています。JR東海キハ25形も信号が青に変わって出発しました。

河芸駅からは下り側にレールが敷かれています。

橋梁も複線仕様。

さて、そろそろ終点の津駅に近づいてきました。【私鉄に乗ろう 64】伊勢鉄道伊勢線 その7 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)