大きく傾斜した前面ワイドガラス、コーナーの三角窓、転換式クロスシート、抵抗制御の足回り……。

近江鉄道の傑作機、700形あかね号が5月6日に運用を離脱する。

700形は、西武鉄道401系を自社の彦根工場で大改造し、1998年6月に登場したモデル。

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近江鉄道開業100周年と八日市駅新駅舎完成を記念して登場した唯一無二のモデルは、21年の活躍を経て、車両の老朽化などで引退する。

ラストラン幕とラストランステッカーを掲出

3月1日~5月6日には、ラストラン幕を700形の前面・後面に掲出。また、ラストランステッカーを700形側面(運転席ドア後ろ)に掲出する。

そしてこの700形の後継が、900形。

900形は西武鉄道の新101系がベース。この900形に、700形あかね号の塗装(クリーム基調、側面に赤と青のライン)を引き継がせ2月16日に登場する。