流石 出雲 神々とともに長い歴史が【私鉄に乗ろう92】一畑電車 その4

2019.08.22

松江しんじ湖温泉行は2番ホームに入ります。3番線には電鉄出雲市行が停まっています。

駅名標。1930年(昭和5年)大社神門駅(現・出雲大社前駅)と川跡駅間開通と同時に開業した駅です。1973年(昭和48年)まで貨物を取り扱っていました。乗車人員は378人/日(2015年 一畑電車調べ)。近くに島根県立大学出雲キャンパスがありますが航空写真で見ると敷地のかなりの部分が駐車場です。公共交通機関ではなく自家用車通学なのかな・・・。

3番ホームの出雲大社前駅行。7000系7003号車。デザインモチーフは「棚田」です。一畑電車沿線に棚田はありません。中国山脈の山間(やまあい)に点在しています。魅力的な風景なので、一度ゆっくり眺めてみたいのですが、アクセスが簡単な場所にはなかなか無いのです。

信号が青に変わって、出発します。線路が真っ直ぐだなぁ。考えて見れば川跡駅には何度も来ていますが、列車の接続が良いこともあって一度も外に出てゆっくりと駅舎を見たことがありません。こーいうのって現場では列車の乗り換えとか写真を撮ることに夢中で分からず、帰宅してから写真を見て気付くんですよね。一度下車して駅舎を撮ればよかった・・・。次はいつ一畑電車に乗ることができるか予定は無いです。出雲は江戸からはちょっと遠いです。

線路は先で少し右にカーブします。沿線は住宅街。

視界がパッと開けたら農地が広がっています。1.5kmで大寺(おおてら)駅。見えませんが右には宍道湖に流れ込む斐伊川があります。一畑電車北松江線は大津町駅からこの斐伊川に沿う形で左岸を東に進んでゆきます。

単式ホームでホントにシンプル。正面に見えているのは宍道湖と日本海の間にある山々。北松江線はもう少し右(南)にカーブして宍道湖畔を進んでゆきます。

駅名標。1931年(昭和6年)の開業。乗車人員は10人/日(2015年 一畑電車調べ)と少ない駅です。駅の北、約500mに大寺薬師があって駅名の元になっています。一畑電車のホームページから引用します。

「北へ500m、徒歩で約10分のところに、推古2年(1594年)に智春上人によって創建され、奈良時代には官寺として大きな勢力を誇っていたという「大寺薬師」があります。9体の仏像(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩・観音菩薩・四天王像)を所蔵し、これらは楠や檜の一木造りで国の重要文化財の指定を受けています。大寺駅の東側には「青木遺跡」があります。弥生時代から奈良、平安時代を経た中世の遺物として、四隅突出型古墳、掘立柱建物跡、国内最古級の神像、絵馬、社の名が記された木簡などが多数発掘されており、研究者が注目している場所です。」

流石、出雲、神々とともに長い歴史のある土地なのです。他にも都我利神社や円光寺、玉泉寺など寺社が複数あります。

ホーム。電車を降りた方が西側のホーム出入口に向かっています。待合室外壁には絵画が飾られています。

駅舎を復路で撮りました。出雲市立浜山中学校美術部の生徒さんが描いた画だそうです。大きい作品ですよ。

北松江線は宍道湖岸に向かって進んでゆきます。

では、【私鉄に乗ろう92】一畑電車 その5 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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