相鉄・JR直通線用の12000系を5編成50両導入――相鉄グループ2019年度の設備投資計画は総額213億円

2019.04.26

相鉄グループは4月25日、2019年度に鉄道事業とバス事業において総額213億円の設備投資を実施すると発表した(鉄道事業202億円、バス事業11億円)。以下、鉄道事業とバスについてそれぞれ確認していきたい。

新型車両・リニューアル

4月20日に営業運転を開始した新型車両「12000系」を、相鉄・JR直通線(11月30日開業予定)に向けてさらに5編成50両導入する。また2022年度下期(予定)の相鉄・東急線直通の開業に向けて順次新型車両を導入する。

「デザインブランドアッププロジェクト」の取り組みとして車両のリニューアルも進行。車体を「ヨコハマネイビーブルー」に塗装するほか、座席の座面や吊革の変更などの内装改良や車内案内表示の液晶画面化などを行う。今年度は9000系など3編成をリニューアルする予定(写真は9000系リニューアル車両)。また、車両の空調システムを改良し、車内環境の快適性向上を図る。

安全性向上の取り組み

駅ホームにおける安全と安定輸送を確保するための全駅へのホームドアの設置(2022年度末完了予定)、列車定位置停止装置(TASC)などの準備工事を実施。

コンクリート片の剥落を防止するための万騎が原トンネル内部の改修(2016年度着手)、いずみ野線の高架線の高欄の落下防止対策など、安全性向上のための構造物の改修を引き続き行う。

相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業については、踏切事故と交通渋滞の解消や地域の一体化を図るため、昨年11月に星川駅と天王町駅を含めた上下線約1.8kmを高架化したが、今年度は天王町駅・星川駅の駅舎改良や周辺道路の整備を進めていく。(下図は星川駅の完成イメージ)

駅舎の改善・改修・リニューアル

海老名駅の総合改善事業(形成計画事業)として改札口の増設やホームドアの新設、生活支援設備の整備、駅舎の建て替えを行う。今年度は基礎杭工事および鉄骨工事、仮設駅舎の構築などを予定している(下図は相鉄線海老名駅完成イメージ)。

平沼橋駅と西谷駅へは、今年度中に列車種別・発車時刻・乗り換え案内などを表示する行き先案内表示装置が設置される予定。希望ケ丘駅には待合室が設置される。

また、お客様へのサービス向上のため「デザインブランドアッププロジェクト」の統一コンセプトに基づき、既存車両や駅舎のリニューアルを引き続き実施し、認知度や好感度を高める。

バス事業

バス事業の方では環境への配慮や燃料費などのトータルコストを低減できるハイブリッドバス10台を含む、乗り降りがしやすいニーリング機能付きノンステップバス21台を導入。また安全性の高いASV型の高速バスを4台導入予定。

※ASV型とはAndvanced Safety Vehicle(先進安全自動車)の略で衝突被害軽減ブレーキや車間距離保持機能付きオートクルーズなどの先進技術を利用してドライバーの安全運転を支援するシステムを搭載した自動車のこと。また二―リング機能はエアサスペンションの空気圧を調整して車体を傾けることで乗降口側を低くして乗り降りを容易にする機能。


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