東京駅八重洲口の大規模複合施設「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」。注目は、2026年9月10日に開業する商業ゾーン「TOFROM YAESU Shop & Restaurant」。新幹線改札や「バスターミナル東京八重洲」から地下直結でアクセスでき、星付きのミシュラン名店から仕事帰りに寄りたい大衆酒場、サクッとランチに便利なカフェまで、八重洲の多様性を体現した全68店舗(開業時は55店舗)が集結します。旅行や出張時のスキマ時間活用から、特別な日のディナーまで、東京駅を利用するすべての人におすすめしたい新たなグルメスポットを徹底解剖します!

東京駅直結で広がる新たな街「TOFROM YAESU」

東京駅(八重洲地下中央口)と八重洲地下街(ヤエチカ)、「TOFROM YAESU THE FRONT」「TOFROM YAESU TOWER」間が地下街で繋がっています

2026年9月10日に開業を迎える「TOFROM YAESU TOWER」と、7月15日に竣工した「TOFROM YAESU THE FRONT」。この2棟にまたがる約6,000平方メートルの低層商業ゾーンが「TOFROM YAESU Shop & Restaurant」です。
東京駅の八重洲地下中央口~八重洲地下街(ヤエチカ)と直結し、さらに地下には「バスターミナル東京八重洲」が整備されています。電車とバスの結節点として、天候を気にせずスムーズにアクセスできるのは、旅行者や鉄道ファンにとっても見逃せないポイントです。

【参考】東京駅直結・八重洲の新ランドマーク「TOFROM YAESU」9/10開業! 雨に濡れないバスターミナル直結でスキマ時間が充実 https://tetsudo-ch.com/13032819.html

多様性や個性を「箱積み」デザインで表現

外壁に凹凸や隙間を設けて積み上げる「箱積み」デザインを採用

「TOFROM YAESU TOWER」の商業エリアとなる低層階の外観は、規模も業種も異なる店舗が軒を連ね、多様性や個性あふれる街を形成していた八重洲エリアの良さを損なわないよう、外観は八重洲の多様な個性が集積する様子を表現した「箱積み」デザインを採用。小規模な建物や路面店が連なる従来の八重洲らしい風景を立体的に表現し、まちを歩く楽しさを演出しています。

開業後の外観イメージ(画像:東京建物)

一般的な商業施設は建物内に人を誘導し、館内を回遊する動線を作りますが「TOFROM YAESU」は街と相互に行き来をしやすい動線を作ることで、街と一体になった賑わいを実現したいと考えました。そのため、2階へのエスカレーターを建物の外側に複数設け、外から気軽に店舗へ直接アクセスしやすい動線を設けています。
また、店舗の「顔」を外の道路に向けて配置するデザインにより、路面や路地裏に店舗が立ち並んでいた再開発前の雰囲気を再現。同時に「個性がつながり、新しきが生まれる」という商業ゾーンのコンセプトを実現すべく、各店舗の外観デザインをできるだけ自由に設定できるルールを設定。店舗ごとの「顔」を引き立たせることで個性を発揮しやすい環境を整えました。

250人を超える地権者と創り上げた唯一無二のランドマーク

東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合 理事長 加藤 一男氏

本プロジェクトは、250人を超える地権者と話し合いを重ね、その声を反映しながら作り上げられました。東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合の加藤一男理事長は、25年を超える長い年月と幾多の困難を乗り越え「この街を愛する地権者や地域の皆さまと力を合わせ、『私たちの世代で必ずこの街を未来へつなげていく』という一心で歩みを重ねてきた」と熱弁。「TOFROM YAESU」が、国内外から多くの人が訪れ、文化や新たな価値が繋がる場所として100年先も愛される街になることを願ってやまないと語っています。

見学会では、再開発エリアにあった建物の建築廃材を利用した「アーカイブウォール」も公開されました。多様な素材や模様を通じ、八重洲が積み重ねてきた時間の層を体感できます

大規模な再開発では効率が優先され、どこか画一的なビルになりがちですが、「TOFROM YAESU」は地権者一人ひとりの想いや街の歴史を丁寧にすくい上げています。路地裏の風情や老舗の佇まいが最先端のビルの中に息づいているのは、この25年という歳月と対話の賜物と言えるでしょう。街歩きファンにとっても、ただ新しいだけでなく「八重洲らしさ」を感じられるのは嬉しいポイントです。

フロア別ガイド:地下から3階まで多彩な68店舗

地下から4階まで、バスターミナル直結の「クイックゾーン」、老舗や定番店が並ぶ「スタンダードゾーン」、界隈性を感じる「界隈ゾーン」「専門店小箱ゾーン」、そして 3階の「こだわりゾーン」と、利用シーンに合わせてフロアごとに明確なコンセプトが設けられています。

地下階:クイックゾーン

地下階:クイックゾーン

ヤエチカとバスターミナルを繋ぐ動線を活かし、バスターミナルや駅利用者などのクイックなニーズに対応するフードやサービスを提供します。

1階:スタンダードゾーン

1階:スタンダードゾーン

老舗や個性豊かな東京の定番店が路面店として軒を連ねるエリアと、東京の伝統と革新を発信するエリアで構成されます。屋外のように開放的な広場空間「檜物町スクエア」に隣接しており、檜物町スクエアで開催するイベントと一体となって、日常を華やかに彩ります。

2階:界隈ゾーン

2階:界隈ゾーン

老舗と個性豊かな東京の定番店舗が路面店のように軒を連ねるゾーンと、ぬくもりのある街を継承しながら新たな個性が魅力となる店舗が集積するゾーンで構成されています。

床材は畳を意識したデザイン
壁には窓格子をイメージした意匠も

2階:専門店小箱ゾーン

選りすぐりの12店舗が立ち並ぶ「YAESU 東京界」

ミシュラン一つ星「天よこた 明日へ」やビブグルマン「八重洲いっさい喝采」など、名店12店舗が軒を連ねる専門店ゾーン「YAESU 東京界」は、八重洲の街の特徴のひとつである路地裏を想起させるべく、敢えて通路を狭くした空間です。主に東京発祥の名店を集め、この街に元々息づいていた活気や町人文化といった東京の界隈性を表現するゾーン。情緒あふれる空間で名店の味を気軽に楽しむことができます。

「YAESU 東京界」ロゴマーク

「YAESU 東京界」のロゴマークは、商売繁盛の縁起物として路面店の店先によくあった「たぬき」がビールを飲んでいる愛らしい姿モチーフとしています。

3階:こだわりゾーン

3階:こだわりゾーン

記念日、会食、おもてなしなどの特別なシーンに訪れたい高級店舗に加え「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」に隣接したゾーンのため、観劇の前後に食事を楽しむスペースとしても機能します。

流行りに左右されにくい多彩な店舗を誘致

東京建物株式会社 商業事業部 事業推進1グループ グループリーダー 三田村 篤史氏

商業店舗の誘致にあたり、テーマを「東京・八重洲王道『NEW&CLASSIC』~古き良きと新しい東京の融合」と設定しました。八重洲は歴史ある名店やカジュアルな居酒屋、新しい店が混在している街で、幅広い属性の人々が肩の力を抜いて楽しめる飲食エリアです。東京建物の三田村氏は「八重洲の良い雰囲気を活かしつつアップデートすべく、変化の激しい食の流行をいたずらには追わず、街にふさわしく、流行りに左右されにくい多彩な店舗を誘致した」と言います。

星付き名店も! 注目点をチェック!

八重洲で長く愛されてきた老舗が続々登場

「割烹 嶋村」「Tai Kou Rou TOKYO」

創業170年を超える名店であり、今回の再開発事業における理事長でもある加藤一男氏の店「割烹 嶋村」が八重洲の地に戻り、創業70年を超える老舗本格中華、ジャンボ餃子でおなじみの「Tai Kou Rou TOKYO」も出店。いずれも八重洲のオフィスワーカーの胃袋を支えてきた老舗です。

「八重洲 日本橋やぶ久」「ジジ&ババ」

カレーそばが人気の「八重洲 日本橋やぶ久」は新店舗を出店。1977年の創業の洋食店でランチは行列が絶えない「ジジ&ババ」は日本橋からTOFROM YAESUに移転オープンします。

「ミクソロジーサロン」

日本を代表するミクソロジスト南雲主于三氏が創業の地に戻り再出店となるティーカクテルの店「ミクソロジーサロン」にも注目です。

ミシュラン掲載、新進気鋭の名店も出店

「天よこた 明日へ」「焼鳥 おみ乃 雫」

ミシュラン一つ星を獲得した名店も出店。本店と比べてリーズナブルな価格で楽しめる新店舗「天よこた 明日へ」や、会食需要に対応できる個室を備えた「焼鳥 おみ乃 雫」の新店舗に注目です。

「L’AS」「八重洲いっさい喝采」

ミシュラン・ビブグルマンからは、南青山のフレンチ「L’AS」や代官山の創作和食「八重洲いっさい喝采」も出店します。

オフィスワーカーが気軽に立ち寄れる店も充実

「やまとや」「いわし料理 神田 大松」

田町駅前で70年以上営業してきた大衆酒場の立ち呑み処「やまとや」や2004年創業の産直のいわしを幅広いメニューで楽しめる「いわし料理 神田 大松」など都内各所の大衆酒場の名店も出店します。

「ケルン カレー&タパス」「谷や TOKYO」

日比谷の人気店の新業態「ケルン カレー&タパス」や、人形町のさぬきうどん店でミシュラン・ビブグルマンを3年連続獲得した「谷や TOKYO」など、八重洲のオフィスワーカーの胃袋を支える店も多く日常使いの店も多く、東京ならではの食文化を堪能できます。

日本の文化を世界に発信する取り組みも

「IMADEYA KAKU-UCHI TOKYO」「B-OWND Gallery」「MATCHAMON」

お酒のセレクトショップ「IMADEYA」による角打ちの新業態「IMADEYA KAKU-UCHI TOKYO」は、日本酒、焼酎、ワイン、ジンなど国産のお酒のみを取り扱い、日本各地の生産者の魅力を世界に発信します。
「B-OWND Gallery」は日本の工芸作家による作品を取り扱い、日本の工芸アートの価値や魅力を世界に届ける活動を続けてきました。現在はヴェネチア・ビエンナーレ2026公式サテライトイベント「Personal Structures」に参加しており、世界から注目を集めるアートギャラリーです。
「MATCHAMON」は茶道家であり、「TeaRoom」の代表として日本のお茶産業の課題に取り組む、岩本涼氏が手掛ける、抹茶ドリンクの専門店。鹿児島産オクミドリの抹茶ラテやスイーツを提供します。

日本の酒や工芸、お茶文化を世界へ発信する店舗が「日本の良いものを世界に発信したい」という共通の理念を掲げて連携。東京の新たな玄関口として、国内外の訪日客にも強くアピールする構成となっています。

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