宮古駅では10:44の出発まで16分停車します。三陸鉄道の車両横の改札を出て右にある駅そばを食べました。この辺りについては既に散々書きました。(笑)JR東日本キオスクの駅そば屋さんです。駅前に自家用車を駐めて食べに来ている人もいました。

駅舎正面。1934年(昭和9年)鉄道省山田線が開通した時に作られた駅舎が改修されて使われています。2012年(平成24年)JR東日本が三陸海岸復興支援の目的で「浜のまち」というテーマで駅舎をリニューアルしました。2019年(令和元年)のリアス線への山田線(宮古〜釜石間)経営移管にともないJR東日本と三陸鉄道の駅舎が統合され、旧JR駅舎を三陸鉄道の管轄で共同使用することになっています。

前日、4月1日に発表された新元号令和元年が張り出されています。

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この駅名標は、正にリアス線になって登場しました。宮古駅は鉄道省山田線の駅として1934年(昭和9年)開業。1972年(昭和47年)田老駅までJR宮古線(12.8km)が開業。1984年(昭和59年)宮古線は三陸鉄道に転換。2011年の東日本大震災で不通になっていたJR山田線宮古〜釜石間が2019年3月JR東日本によって復旧完了、同時に三陸鉄道に移管されました。

10:44になりました。久慈駅に向けて出発します。新しく作られた南北自由通路が目立っています。自由通路から構内を撮れば良さそうですね。来年の夏、JR東日本山田線の始発に再挑戦する予定なので、その時に実行します。前日に宮古泊なのです。

1番線の先に三陸鉄道旧北リアス線専用ホーム0番線があります。この駅始発はこの0番ホーム発着です。

ポイントで0番ホーム側の旧北リアス線に入ります。東日本大震災前に三陸鉄道久慈駅発の盛駅行直通列車に乗った時、宮古駅をどの様に通過したか記憶が曖昧ですが、おそらく今日の方向を反転させた方式だったのだと思います。この時にもっと撮影しておけばよかった、と今頃になって後悔しています。

0番線の駅名標も新しくなっていました。

JR山田線盛岡方面行と並んで進みます。

信号機があってJR山田線とは離れてゆきます。

リアス線は右にカーブしながら勾配を登ってゆきます。JR山田線は西に向かいますがリアス線は北上するのです。

では71.0km先の久慈駅に進行します。とりあえず駅そばでチャージしたので久慈駅までどうにか頑張れそうです。

【私鉄に乗ろう98】三陸鉄道リアス線その24 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)