京成電鉄は、同社グループ内と社内外のコンテンツ管理、共有基盤として日本オラクル製「Oracle Content and Experience」を導入。セキュアで安定したコンテンツ共有の実現と、シャドーIT対策が目的。

京成はITを活用し、業務改革や従業員の働き方改革を推進。昨今、現場と本社との連絡、報告業務に加え、外部ベンダーとのポスター、ビデオなどの制作業務などで社内外との動画、画像の共有およびコラボレーションのニーズが高まるなか、同社ではコンテンツの送受信および共有をメールへの添付や専用端末による画像配信システムにより行っている。

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こうしたなか、サイズの大きな画像や動画のファイルの共有ができない、メールサーバーの容量、使い勝手など、利用および運用面での課題を抱えていた。

また、大きなサイズのファイルの送付に個人のファイル共有サービスを業務利用している状況もあり、シャドーITによるセキュリティのリスクへの対応が急務とだった。

そこで同社では、グループ内および社外とのセキュアなコンテンツ共有を実現するソリューションの導入を検討開始し、複数のサービスを比較検討した結果、操作性、運用利便性、セキュリティの高さ、従量課金の価格設定などを評価し、2018年5月に「Oracle Content and Experience」の採用を決定、翌月から本格利用を開始した。

京成電鉄では、Oracle Content and Experience を導入初期から社内5部門、社外約20社、150を超えるユーザーが利用。セキュリティ、簡単な操作性、情報とコンテンツ管理一元化の実現などの導入効果を高く評価。現在では全社での利用を推進し、シャドーIT対策と業務の効率化に取り組んでいる。

たとえば、これまで広報部門では、容量や点数の多いプレス資料や画像データの配布に個々にメール送付で対応したが、Oracle Content and Experience により、フォルダのリンクを取材申込者に通知することで、プレスが自由にダウンロードできるようにし、社員の業務効率が格段に向上したという。