北海道北広島市共栄(きたひろしま総合運動公園)に北海道ボールパーク(仮称)が開業するのは2023年3月頃の予定です。

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新球場の開業にあたり、北広島市から提示された鉄道の輸送分担は13,500人。これは北海道ボールパークの収容人数約35,000人のおよそ39%にあたります。最終列車までに全ての観客を輸送するには快速エアポート・普通列車・臨時列車を使用しなければなりません。

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現在JR北海道は新球場周辺に新駅を設置する方向性で検討を進めており、新駅と北広島駅で役割を分担しつつ輸送する計画を立てています。


※新駅設置候補エリア(左)とボールパーク建設予定地(右)

開業後は北広島駅でかなりの混雑が予想されるため、これに対応出来るよう改札・ホームなどを改修します。使用開始時期は2023年2月予定、改修費用は約9億円規模となり、全額自己資金で行います。内容は以下の通りです。

改札付近での混雑の緩和

自動改札機を移設および増設し、改札付近での混雑緩和を図ります。また、これに合わせて駅レイアウトも変更します。

ホームでの混雑の緩和

下りホーム(札幌方面のりば)を千歳方面へ約4両分(88m)延伸してスペースを作り、快速エアポートと普通列車の停止位置をずらすことで、ホームでの混雑緩和を図ります。

改札口~ホームの旅客導線の円滑化

改札口~ホームをつなぐエスカレータ2基(上り下り1基ずつ)を、お客様の多い時間帯には同一方向に運転することで、円滑に移動ができるようにします。

また、北広島市をはじめとする関係者と相談し、駅周辺の設備等の改善を行います。

・ボールパーク~北広島駅でのピストン輸送バスの運行
・お客様の滞留スペースの確保
・エルフィンパーク(エレベーター改札口の新設、大型ビジョンの設置など)

【詳細】北海道ボールパーク(仮称)開業に向けた北広島駅の改修について(PDF)