平石

JR東日本秋田支社は、利用者が極端に少ない、という理由により冬の間、2016年12月1日から2017年3月31日の期間、北上線の矢美津と平石に列車は停車しないと発表した。

2010年国勢調査の数字を見ると矢美津は、駅を中心にした半径500mに59世帯219人が住んでいる。生徒学生は居ないが、小売店は6軒もある。半径1km以内には119世帯454人。決して多くは無いが秋田県内のJR駅では他に矢美津よりも周辺人口が少ない駅が20近くある。

平石は駅から半径500m以内に12世帯25人と確かに住人が少ない。しかし1km以内には56世帯177人が住んで居るのだ。

ADVERTISEMENT

秋田県内では奥羽本線の大張野(500m以内に8世帯24人)や羽越本線折渡(500m以内8世帯17人)のなど元信号場で住民の少ない駅がある。人口統計を見ていないがおそらく減少傾向だ。既に日本全体が人口減少しているのだから仕方がないのだろうか。

12月から3月いっぱい、矢美津、平石を全列車が通過する。駅を除雪したりするコストが削減できるという理由だろうなのか。いずれにしても人の居ない駅は寂しい。