オランダのバスメーカー VDL Bus & Coach は、同社が製造する電気バスに、Openmatics製のコネクティビティプラットフォームを採用。

ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン社(ZF)の子会社 Openmatics が製造するコネクティビティプラットフォームは、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)や SDK(ソフトウェア開発キット)で構成。

Openmatics製ビジネスインテリジェンス・アプリケーションは、電動バスの要件に合わせてカスタマイズが可能。

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電動ドライブに関連するすべてのパラメーターを正確に記録。得られたデータは、バッテリー管理、エネルギー消費、走行距離、車両診断などの詳細パラメーターを可視化するレポートを自動生成する。

また、すべての評価は Openmatics/VDLポータル上で利用可能。承認されたユーザはどのモバイルデバイスからでもこのポータルにアクセスできる。

Openmaticsは、VDL社のディーゼルエンジン搭載都市バスやコーチにも同様の機能を提供。2018年末までに、300台以上のVDL社製電気バスがOpenmaticsソリューションコンポーネントを装備する予定。

Openmaticsのトーマス・レッシュCEO(Thomas Rösch)は「データ分析は、電気自動車のエネルギーおよび充電管理において重要。VDL Bus & Coach が、当社のコネクティビティソリューションを自社の標準として採用し、そのメリットを活用することを発表できることを、とてもうれしく思う」と。

また、VDL Bus & Coachのヘンク・コペンズCEO(Henk Coppens)は「西ヨーロッパにおける電動バスの大手プロバイダーとして、当社はテクノロジーに対して柔軟でオープン。当社の製品に採用するすべてのコネクティビティシステムも柔軟でオープンであることを期待したい。この点において、当社は Openmatics は理想的なパートナー」と伝えた。