明日7/31　池上線旗の台駅「木になるリニューアル」が竣工　都内の鉄道施設としては初となるCLTを採用――東急電鉄

2019.07.30

東急電鉄はこのほど、2017年11月より進めてきた池上線旗の台駅のリニューアル工事「木になるリニューアル」が、明日7月31日（水）に竣工すると発表しました。

池上線戸越銀座駅同様に、東京都内の多摩地区で生育・生産される「多摩産材」を使用。老朽化したホーム屋根を温かみのある木造ホーム屋根に建替えるほか、待合室も木を活用し、空調完備の居心地の良い空間に改修しています。

環境への配慮として、約210立米の多摩産材を使用することで、鉄骨造に比べ材料製造時の二酸化炭素放出量を約180t削減、炭素固定化により約120tの二酸化炭素を貯蔵することで計300tほどの二酸化炭素削減にも寄与しています。

また、ホーム屋根の建て替えには東京都内の鉄道施設としては初めてとなるCLT（Cross Laminated Timber）と呼ばれる木質系の材料を採用し、断熱遮音のみならず木材資源の循環利用を促進しています。

池上線沿線では街の魅力を高める駅舎改良、駅ビル開発などを進めており、「みんなのえきもくプロジェクト」など地域と密着した取り組みに力を入れています。

（鉄道チャンネル編集部）