いま、健康ボディや美ボディに「MCT」というキーワードが注目されてるの、知ってる?

MCTは、中鎖脂肪酸と呼ばれる機能性脂質のひとつで、ココナッツなどのヤシ科植物に含まれる成分。

いま、このMCTを普段の食生活に摂り入れることで、脂質をエネルギーとして使いやすい体質になり、健康な体型の維持や運動時の持久力にいい影響を与えてくれることが期待されている。

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そのトレンドを紹介する発表会が都内で開かれ、モデルの内田理央や、長友佑都選手専属シェフ加藤超也シェフが登壇。実際にMCTをつかったアレンジメニューを体験した。

普段の油をMCTに変えて美ボディへ

このMCTの研究の第一人者である東京大学 寺田新 准教授は冒頭、「美ボディにむけて、食事を工夫してエネルギー消費量を増やす」といったポイントを紹介。普段の油をMCTに変えることで美ボディに近づくヒントを教えてくれた。

「95年ぐらいまで脂質の摂取量は増加傾向で現在では横ばい。さらにエネルギー摂取量はほぼ右肩下がりだから、必ずしも肥満の増加が脂質やエネルギーの摂り過ぎによるものとはいえない」

「痩せるためには、エネルギー摂取量を減らすか、エネルギー消費量を増やすしかのどちらか。摂取量を減らすのはほかの栄養素も不足することから、不健康。ということで、エネルギー消費量を増やすには、基礎代謝・食事による熱産生・身体活動によるエネルギー消費の3つ」

「そこで中鎖脂肪酸(MCT)。MCTは、パーム核(種)やココナッツに含まれる油。通常のサラダ油などの長鎖脂肪酸(LCT)にくらべ脂肪酸の部分が半分ほど。摂取すると腸管から肝臓につながる血管を通り、すぐに肝臓で代謝されてエネルギーとして使われ脂肪に蓄積されにくいといった特徴がある」

「さらに食後の熱産生(エネルギー消費量)が約1.5倍高まるという特徴もある。普段食べている油の一部をMCTに変えて、継続的に摂っていくと、高い減量効果が期待できる」(寺田准教授)

内田理央も普段からMCTオイルを愛用

いま、「女性がなりたいボディNo.1」といわれる内田理央は、普段からMCTオイルを愛用とか。

「普段からMCTオイルを使っています。パンやサラダにかけたりとか、大好きな豚汁にかけたりして」

「実は美容業界の人やモデルの間でも使っている人が多いんですよ。女性は知ってる方が多いのではないかと思います。クセがなくて使いやすくて、どんな料理にもあうんですよね」(内田理央)

加藤超也シェフ「MCTオイルは美肌にも効果がある」

長友佑都の身体をサポートする加藤超也シェフは、脂質をエネルギー源として積極的に摂り入れるという「ファットアダプト食事法」を紹介。

「ファットアダプト食事法は、持久力の向上と、運動後の回復(リカバリー)に効果がある。体型が気になる人は、自分の身体の脂肪をエネルギー源にして活用できることからもダイエットとして効果が期待できたる」

「また、積極的に摂ることで、食欲の増進をおさえ、内臓の負担を軽減できる。よいオイルを飲む美容液としても注目されるMCTオイルたちは、内側から摂り入れることで美肌にも効果がある」(加藤超也シェフ)

加藤シェフのMCTオイル使用メニューはこうだ!

ここで、加藤シェフが提案するMCTオイル使用メニューを実食。試してみたのは、「ツナと野菜のカレー」(ツナ、パプリカ、トマト、パイナップルなど)、「鶏もも肉のブドウ酢ソテー~アボカドのMCTマヨネーズマリネ添え~」、そしてMCTオイル入りグリーンスムージー。

内田理央もスムージーづくりを紹介。パイン、キウイ、レモン、豆苗、豆乳をミキサーに入れて、スムージーに。

「豆苗はカリウムが豊富で、むくみ解消にも効果的なのでモデルなどの人にもおすすめ。レモンは長友選手もレモン水などにして毎日飲んでる。いちばん手っ取り早くビタミンCが取れるスーパーフルーツだと思っている」(加藤シェフ)

このスムージーに無味無臭のMCTオイルをひとさじ混ぜて試飲してみると……。

「オイルっぽさやくせがないので、味が変わらないです。すごい。素材を楽しむ食べ物にいれても味が損なわれなくていいですね。スムージーならかんたんなので忙しいみなさんでもできると思います」

「美容と健康には普段から気をつかっているけど、それはストイックじゃなくて、自分らしくゆるくやっていくのが私のポリシー。きょう教わったスムージーなどは、これからもMCTオイルを活用して理想のボディをめざしたい」(内田理央)

身体に蓄積されない機能をもつMCTをさらに研究

最後は、「1907年に創業した日清オイリオグループは、100年も油を販売してきた。そのなかで中鎖脂肪酸(MCT)は50年近く研究し、いろいろなかたちで生活に役に立つことがわかってきた」と日清オイリオグループ佐藤晋理事がメッセージ。 

「MCT、中鎖脂肪酸は、母乳にも含まれる、健康にとってもいい成分。MCTオイルは、身体に蓄積されないという機能を持っていて、体内に入ると肝臓ですぐにエネルギーになる」

「こうしたMCTを継続的に摂ることで、美しい身体づくりに役立ててほしい。これからも研究機関とともに、MCTの計り知れない力を解き明かしていきたい」(佐藤晋理事)

tokyochips編集部