写真:伊豆急行株式会社

伊豆急行株式会社は、伊豆急8000系15編成のうち1編成(TA-7編成)3両を無ラッピング化し、普通列車として運行を開始します。

伊豆急行の8000系といえば、もともとは東急線で活躍していた車両。伊豆急行は平成16年から平成20年にかけて計45両導入し、それぞれ3両×15編成に組み替えを実施しました。

実は伊豆急行の所有する8000系車両のうち44両は東急8000系ですが、今回無ラッピング化を施すTA-7編成の1号車だけは東急8500系なのです。おまけにもともと中間車両だったものを導入の際に運転台を設置したという経緯もあり、伊豆急行の中でも特殊な車両と言えます。

TA-7編成は今後、熱海~伊豆急下田を普通列車として運行しますが、2019年7月に引退したクモハ103の後継車両として、貸し切り列車や撮影会などの各イベントでも使用される予定です。

イベントは11月30日

無ラッピング化車両の運転開始に先立ち、特別貸切列車の運行と撮影会を開催します。

開催日は11月30日(土)、イベント名は「伊豆急8000系無ラッピング貸切列車(TA-7編成)で行く なつかしの東急8000系を堪能する旅!」。旅行代金は大人4,700円、子供3,700円。

申込期間は2019年10月21日(月)10:00から10月31日(木)15:00まで、伊豆急行ホームページのお申込みフォームから。募集人員は120名ですが、応募者多数の場合は抽選となります。

イベントでは伊豆高原駅と伊豆急下田駅の構内にて撮影会を開催するほか、伊豆高原駅~伊豆急下田駅の特別貸切運行が行われます。伊豆高原の撮影会では8000系無ラッピング車両だけでなく、クモハ103も撮影可能となる予定です。

鉄道チャンネル編集部