3つの駅がすっぽり収まります 水郡線全駅37【50代から始めた鉄道趣味】226

2020.02.01

トップ画像は、中菅谷駅を安積永盛駅側の踏切から写したものです。駅舎はなく、シンプルな単式ホームとホーム上の待合室だけの駅です。

実は、那珂市菅谷というエリアは広いのです。上菅谷駅、中菅谷駅、下菅谷駅の3つがこの菅谷の中におさまります。細長い三角形の様な形ですが、不思議なコトに真ん中に600m四方くらいの竹ノ内というエリアがあってここだけ菅谷ではないのです。

那珂市の~概要版~という資料を見ると2007年(平成19年)9月8日に「菅谷の一部町名が、竹ノ内1~4丁目に変更」と記載されていますが、変更理由などは書かれていないので全くの謎のままです。古い資料などを見ると字竹ノ内というのがあったことが確認できました。

元々は、1889年(明治22年)の町村制施行によって菅谷村が誕生しましたが、この中に竹ノ内という村は含まれていません。1942年(昭和17年)町制施行で菅谷村は菅谷町になりました。1955年(昭和30年)菅谷町、五台村、額田村、神崎村、戸多村、芳野村、木崎村などが合併し那珂市になり菅谷町は消滅しましたが、那珂市菅谷として広い地域を占めています。その真ん中にポッカリと竹ノ内という不思議でした。

水郡線に戻ります。上菅谷駅を水戸方面に出発しました。多くの線路が単線に収斂します。時々ぼんやり想像するのですが、この線路の敷かれ方を考える人間が当然いるわけです。前提として敷地の形や次の駅に向かう本線の敷かれ方などの条件が様々にあるのでしょう。でもどうやって複雑な線路のカタチを最終的に決めるのかなぁ・・・。

上菅谷駅から中菅谷駅間は1.1kmという最短の駅間です。もう一ヵ所、磐城石井駅~南石井駅間も同じ1.1kmで最短。

両側に道路がありますが、柵などは特に設けられていません。こんなモンなのでしょうか。

かつては列車交換が可能な相対式ホーム2面2線の駅だったそうですがその痕跡は見つけられませんでした。夏草の陰に埋まってしまっていたかもしれません。

ホームと反対側には植込みがあって旧相対式ホームがあっても分からない状態でした。中学生諸君が電車を待っています。

ここからはレンタカーで訪問したカット。駅出入口が安積永盛駅側のスロープ一ヵ所です。

ホームに上がって駅名標込みで上菅谷方面を見ています。大きなキロポストに9kmと記されています。(水戸駅起点)

踏切から向こう、上菅谷駅方面を見ています。奥のカーブを右に曲がった場所に上菅谷駅があります。

反対側の水戸駅方面。

下菅谷駅の近くて駅間は1.2kmです。レンズが広角側なので見えませんが。

駅名標。1935年(昭和10年)国有鉄道の駅として開業。1941年(昭和16年)から1954年(昭和29年)に再開されるまで中菅谷駅は13年間も休止されます。国鉄分割民営化でJR東日本の駅になりました。

ホームの待合室には、珍しい大型の乗車駅証明書発行機が設置されていました。

水戸駅に少しずつ近づきます。上・中・下の下菅谷駅に向かいます。

水郡線全駅38【50代から始めた鉄道趣味】227 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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