三厩駅も単式ホーム化されます 【非電化路線に乗ろう06】津軽線09
トップ画像は三厩駅に停車中のキハ48五能線色2両編成。
駅予告票とホームが見えます。
以前に来た時はふつうに島式ホーム1面2線でしたが、工事中で駅舎側への分岐から先のレールが撤去されています。信号機もなくなっています。
2014年7月の写真。ホームから青森方面を撮ったものです。左のレールが撤去され正面の信号機も無くなっています。
※2014年7月撮影
ほぼ同じポジションの写真。三厩駅が無人化されたのを期に単式ホーム化しちゃうみたいです。
ホームに入ります。青森駅発11:01でした。蟹田駅で6分の乗り継ぎ、11:44発で40分かかって12:24着、青森駅からは1時間23分でした。
ありゃありゃ終端部の車庫に続くレールも途中から撤去されています。車庫も壊してしまうのでしょうか。
2014年(平成26年)7月の終端部。奥の車庫までレールは繋がっています。
※2014年7月撮影
要は、2019年(令和元年)4月に新中小国信号場~三厩駅間がCTC化されて三厩駅での運転取扱業務が終了。駅は無人化。駅舎側のレールは撤去され単線化され1面1線になりました。以前は車両の夜間停泊があって奥の気動車用車庫が使われていましたが、現在は最終列車は到着後蟹田駅まで回送されるので使用されなくなりました。
駅名標。1958年(昭和33年)国有鉄道の駅として開業。当初の駅名は「みうまや」と読んでいました。国鉄分割民営化でJR東日本に継承されます。1991年(平成3年)駅名の読み方が「みんまや」に改称されました。2019年(令和元年)無人化。三厩駅長は廃止され青森駅の管理下になりました。
ホームに停まるキハ48 520。
運転士さんが青森側(前)に向かっています。ワンマン運転ではありません。
ホームから駅舎。このレールも撤去されてしまうのでしょうか。
駅舎内部。出札窓口は閉じられ「JR東日本 盛岡支社 三厩駅の窓口発売が2019年5月31日(金)で終了しました」「駅員は終日不在となります」と掲示されていました。
1958年(昭和33年)の開業時から使われている駅舎。2014年(平成26年)に来た時は駅長さんがいたのでした。新たにJR東日本三厩駅という駅名看板が付けられていました。
駅舎出入口にあった喫煙所も無くなっていました。
※2014年7月撮影
駅前には、外ヶ浜町の運営する循環バスが停まっていました。津軽線で三厩駅まで来た複数の方が乗り込みました。
駅舎の横に「三厩村駅前自転車置場」がありました。三厩村が蟹田町、平館村と合併して外ヶ浜町になったのは2005年(平成17年)ですが、三厩村は1889年(明治22年)発足ですから100年以上の歴史があります。どう見ても新しくはなさそうです。
そろそろ青森駅に向かって出発します。青森駅側のキハ48 1550は1500番台ラストナンバー車両です。
2014年(平成26年)7月、同じく青森方面へのキハ40 568、盛岡色です。冷房化されていませんでしたね。この車両は2018年(平成30年)6月に八戸線でのキハ40系車両運用終了にともなうイベント列車として運行された後保留車になっている様です。
※2014年7月撮影
これで非電化路線・津軽線の鉄道旅は終了です。また何年かしたら三厩駅がどの様になったか覗きに行きたい気もします。
そうか、今日はひな祭りですね。甘酒で温まってください。
(写真・記事/住田至朗)