JR東日本 East-i にAI自動判定システムを搭載、営業車両でモニタリングも検討

2019.11.06

JR東日本は、East-iに搭載したカメラにより架線設備を撮影し、AIにより電線や架線金具の良否を自動で判定するシステムを開発。2021年度から在来線を対象に導入。列車本数の多い首都圏線区は、営業車を使用したモニタリングも検討していく。

これまでは、線路に載せた高所作業車を使用し、夜間に電力係員が至近距離から架線設備の状態を確認する検査を1年に1回実施。このAI自動判定システムの導入で、検査の一部省力化と品質向上を図る。

き電線メンテナンスへの無線式センサの導入

また、き電線のメンテナンスはこれまで、電力係員が接続部のある現場へ巡回し、線路沿線からサーモカメラによる温度測定検査を実施。

同社は新たに、接続部の温度を自動測定する無線式センサを活用した検査手法を導入。2019年1月から常磐線、総武線、根岸線の約4000か所に導入し、作業の安全性・効率性向上と品質向上を図っている。

信号設備モニタリングシステムの導入

同社はさらに、信号設備にIoTセンサを設置し、センサから得られる各種データを遠隔で監視するためのシステムを導入。

収集したデータはクラウドに蓄積し、指令所やタブレット端末などで必要なときに容易に閲覧できる仕組みを構築。

この信号設備モニタリングシステムの導入で、夜間現地で実施している検査の一部をリモートで実施し、設備故障時に現地に行かずに設備データを詳細に確認できる。

同社は今後、蓄積したデータをAIで解析することで設備の健全性を自動で診断し、故障を予測する技術を開発していく。

イラスト:JR東日本
写真 記事:鉄道チャンネル編集部


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