日比谷線直通着席サービス、野田線急行運転区間拡大、新型観光特急投入―――。

東武鉄道 鉄道車両・運行分野の2020年度までのプランは、大きく3つある。

2020年度には、東武線・東京メトロ日比谷線 相互直通列車に、有料着席サービスを新たに導入。車両は2017年7月に運行開始した東武鉄道 70000系 ベースのロング・クロスシート転換車両 70090型。

東武東上線で実績あるTJライナー50000系50090型と同じコード付番で、デザインも同様に50090型独自のアレンジが付く。

東武野田線(アーバンパークライン)は、柏・船橋方で複線化・高架化工事がすすみ、2020年3月から大宮~船橋の全線で急行運転を始める。新たな急行停車駅は、運河、流山おおたかの森、柏、高柳、新鎌ヶ谷、船橋。

この停車駅のなかで、高柳駅以外のすべての駅が他社線と接続することから、各接続駅の最終列車を最大30分繰り下げる。

全線急行運転化で朝ラッシュ時は柏~船橋が9分短縮し22分、夕ラッシュ時は11分短縮で19分、日中の大宮~船橋は16分短縮し76分に。

新型観光特急の導入については、現在も検討・開発がすすむ。100系スペーシアの後継といわれる新型フラッグシップモデルが2020年度以降に登場する。

また、東上線にも新しい動き。2020年秋には、東武東上線 東武竹沢と男衾の間に、1面1線のホームをもつ新駅が登場する。

この新駅は、東武鉄道と本田技研工業(ホンダ)と連携し、集約拠点となるホンダ埼玉製作所 寄居完成車工場(寄居工場)へのアクセス向上をめざして設置される。

写真 記事:鉄道チャンネル編集部