嵐電北野白梅町駅2020年3月リニューアル 駅とバス停を一体化
京福電気鉄道株式会社は、嵐電(京福電気鉄道嵐山線)北野線の北野白梅町駅をリニューアルします。工事費はおよそ2億5千万円。2020年3月に竣工予定です。
リニューアル工事は嵐電の交通ネットワーク強化施策の一環として行われるものです。2008年の嵐電天神川駅・2016年の撮影所前駅の新設、2017年の西院駅の阪急西院駅との結節・バリアフリー化事業と続く流れの延長線上にあります。
今回は交通結節の強化のため駅とバス停の一体化を行います。線形を現在の2番線側のみの1線とし、現在の1番線部分をバス専用の停車スペースとすることでスムーズな乗換を可能にします。
くわえて市バス102号系統のルート変更および駅への乗り入れを行うことで、嵐山エリアと金閣寺方面のアクセスルートを明確化するほか、利便性の向上を図ります。あわせてホームは西側に約30m延伸され、60mに。
さらに、1958年築の老朽化した既存の駅舎を解体し、スロープや展示タイルなどを整備することで駅施設のバリアフリー化を行います。北野線では北野白梅町駅のほかに、今年度中に御室仁和寺、宇多野、鳴滝各駅のバリアフリー化工事が行われ、全線のバリアフリー対応が完了する予定です。
また、全てのトイレを様式化することで高齢者やインバウンドにも対応。多機能トイレ2室を新設します。駅前広場については、インフォメーションの開設を含む整備を2020年度に実施予定です。
北野白梅町駅は1943(昭和18)年「白梅町駅」として開業。1958(昭和33)年に北野~白梅町間が休止となり、「北野白梅町駅」に改称されました。
鉄道チャンネル編集部