東武鉄道は東武アーバンパークライン(東武野田線)のダイヤ改正を2020年3月14日に実施すると発表しました。

【改正ポイント】
(1)全線での急行列車運転開始、速達性と運行本数増、乗換回数や移動時間の減少により利便性向上
(2)他社線との接続駅における平日最終列車を12~34分繰り下げ
(3)「特急アーバンパークライナー」の運転区間拡大、大宮発岩槻新規停車

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(1)全線での急行列車運転

※2019年12月11日10:00 画像が古いものだったため、正確なものに差し替えさせていただきました

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逆井~六実間の複線化に伴い、新たに運河~船橋間で急行運転を開始し、全線において急行列車を運転します。

柏~船橋間は平日朝・夕夜間ラッシュ時間帯に毎時2本の急行列車を設定。朝は9分、夕夜間は11分短縮。日中時間帯においては大宮~船橋間で急行列車を毎時2本設定し、同区間を最大16分短縮します。

急行運転や列車の増発により千葉県内での南北の移動や都心アクセスの利便性が向上するほか、柏市や松戸市周辺から都心・23区東部のJR総武線沿線エリアの通勤における乗り換え回数の減少や所要時間の短縮といった効果が期待できます。

(2)他社線との接続駅における平日最終列車の繰り下げ

他社線と接続するジャンクション駅の平日最終列車を最大34分繰り下げます。つくばエクスプレスの最終列車と接続する流山おおたかの森駅では深夜1時の最終列車が登場します。

(3)「特急アーバンパークライナー」の運転区間を拡大

JR線と接続する柏駅に「特急アーバンパークライナー73号」(柏 23:17発、春日部 23:57着)を平日に1本新設。特急料金は大人320円、小児160円。

平日大宮発運河行の現行の特急アーバンパークライナー2号を特急アーバンパークライナー72号(大宮 22:44発)とし、岩槻に新規停車、普通列車に接続します。

本改正にあわせ平日浅草 20:30発の特急アーバンパークライナー1号(大宮行)は運転区間を春日部までに変更し、特急スカイツリーライナー7号として運転。また平日浅草 21:30発の特急アーバンパークライナー3号(大宮・野田市行)は特急アーバンパークライナー71号とし、野田市行は柏まで運転区間を延長します。

その他、平日朝・夕、土休日朝・夕夜間の大宮~柏間において、運河~柏間各駅の列車頻度を確保するために「区間急行」を新設します。

鉄道チャンネル編集部
画像:東武鉄道株式会社

※2019年12月11日 記事本文中の画像が古いものであったため、現時点での情報を反映したものに差し替えさせていただきました。(鉄道チャンネル編集部)