JR西日本イノベーションズは、滋賀県草津市に本社をおく人機一体に出資。ロボット技術を活用し、JR西日本グループ鉄道メンテナンス作業の高効率化を図る。

人機一体は、マスタスレーブシステムを搭載した二足歩行人型重機を開発する株式会社。

JR西日本グループは 中期経営計画 2022 で、「メンテナンスのシステムチェンジ」を推進。

安全な鉄道・交通サービスの持続的な提供にむけ、新しいメンテナンス手法へ転換していく。

人機一体は、先端ロボット工学を社会実装し、社会課題のひとつである重労働の解消をめざす企業。

同社は、ロボットをフィジカルな道具として人が直感的・直観的に操る技術を「知識製造業」としてパッケージ化。物理的な力を人が自在に操り、もはやフィジカルな重労働を強いられることのない世界をビジネスとして構築すべく、技術開発・事業開発をすすている。

JR西日本グループは今回の提携で、鉄道構造物の点検・保守作業に関して、自動化・無人化だけではなく「機械化・人間能力拡張」という軸での高度化を図る。

作業効率と安全性をともに高め、メンテナンス手法の革新、さらに人の労働価値向上の可能性が高まる考え。