神奈川県川崎市宮前区鷺沼。東急田園都市線 鷺沼駅 の渋谷寄りに、広大な車両基地が広がっている。

↑↑↑画像は、田園都市線のコルゲート電車8500系がその車両基地の間を行く光景。奥にみえる高架構造は、東急電鉄 長津田検車区 鷺沼車庫(東急電鉄 鷺沼メンテナンスセンター)。

最上階に60両がとめられる電車留置線がある。その下は、東急百貨店鷺沼物流センターなどの物流空間がある。

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こんどは↑↑↑地図をみると、田園都市線上下線の両脇に車両基地が広がっているのがみえる。画像の鷺沼車庫の左手に、それよりも広大な車両基地がある。

これ、東急電鉄の基地ではなく、東京メトロが保有する車両基地。田園都市線と相互直通するメトロ半蔵門線の車両が休む、東京メトロ 鷺沼車両基地。

このメトロ鷺沼車両基地敷地内には、鷺沼検車区、鷺沼工場、鷺沼車両事務所などがある。鷺沼事業所では、日比谷線・半蔵門線車両の車体検査手入れと完成検査、受付業務・物品管理・排水除害装置の運転など、車両基地内の管理業務を行っている。

で、なんで東急沿線の、しかも川崎市宮前区という離れたちに、メトロの車両基地があるか。

ここはもともと、東急電鉄の車両基地だった。営団地下鉄時代の半蔵門線は、自社路線内に車両基地を置けなかったことから、東急電鉄からこの車両基地を譲り受け、東急の基地機能は長津田検車区へ移したという経緯で、メトロの飛び地に。

そこで気になるのは、「半蔵門線電車が休む東急沿線の車両基地」に、日比谷線の13000系がたまにいること。

日比谷線13000系が、なぜ川崎市宮前区の鷺沼車両基地にいるか。どうやって田園都市線へと入ってくるか―――なんてことは、またこんど。