武蔵境と是政を結ぶ西武多摩川線の電車を、JRの機関車がけん引して、中央線や武蔵野線の線路を伝って運ぶ甲種輸送がある。

その甲種輸送の連絡駅のひとつが、新秋津駅。3月8日、この新秋津のまわりを歩いてみると、甲種輸送用と思しき地上機材がみえた。

まずGoogleマップでJR武蔵野線 新秋津駅の上空をみてみる。新秋津駅の北側を立体交差する西武池袋線の線路がみえる。

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しかも、西武池袋線の線路は、ひとつ西にある所沢駅からこの交差ポイントまで、上下の線路にもう一本、線路がある。

この3本目の線路が、西武・JR(国鉄)の連絡線へと続いている。西武・JR連絡線は、1976(昭和51)年に敷かれた線路で、かつては西武線と国鉄線(JR線)を行き来する貨物列車などがここを走っていた。

いまは、西武鉄道の車両が出入りする甲種輸送の連絡口として、この線路が活かされている。

そこで新秋津駅の南側を歩いてみると……

↑↑↑上の画像が、新小平駅を背にして新秋津駅をみた画像。画像右の2本の線路が、武蔵野線。最も右側の線路が府中本町方面。その左が西船橋方面。

その下の画像で、信号機に寄ってみると、「1→西」「1→JR」のように記された信号機がみえる。武蔵野線の複線線路のとなり(画像で左側)にある線路から、西武池袋線へと続く線と、JR武蔵野線へと渡る線の信号機か。

西武池袋線へとつながる線路は、↑↑↑上の画像でこの先に左側へとカーブして暗闇に吸い込まれていくような線路がそれ。トンネルを左カーブで抜けると、西武池袋線の上下線と並走する。

―――路線図上は地味な新秋津駅。ゆっくり付近を歩いてみると、発見がいろいろ。ちなみにこの信号機の手前(画像の背後)には、JR東日本 八王子総合訓練センターがある。そこにいる車両や機械についてはまたこんど。

最後は、西武池袋線 秋津駅からJR武蔵野線 新秋津駅へと行く途中で通り抜けた商店街の風景を↓↓↓ いちばん最後の画像は、武蔵野線の線路脇で出くわした、“謎の昭和”。

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