5月3~6日の4日間、始発から15時半ごろまでの間に青函トンネルを走行する新幹線列車が、青函トンネル内(約54km)上下線を時速210kmで走る。

2020年末・2021年始に引き続いて実施される青函トンネル内高速走行で、貨物列車と新幹線が走る時間帯を区分して、新幹線だけを高速走行させる。

青函トンネル内210km/h運転する新幹線列車は、上下各7本の計14本。5月4・5日は上り7本・下り8本の計15本。

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同区間の最高速度は、2016年の北海道新幹線開業時が時速140km。2019年からは、時速160kmに引き上げられた。

今回の新幹線210km/h運転で、最速達列車の所要時間は現行より約3分短縮する。現行は東京~新函館北斗の最速所要時間は3時間57分。

また高速走行期間については、「貨物列車の運行本数が少ない4日間」を選んで設定している。JR貨物は、「国土交通省より GW の一部時間帯における北海道新幹線青函トンネル内の高速走行(「時間帯区分方式」による時速210km走行)」の発表を受け、こう伝えている。

「2021年度ゴールデンウィーク期の青函共用走行区間を運行する貨物列車の運転計画について、顧客の要望をふまえ、必要な輸送力を確保するよう関係各所と調整をすすめている。詳細な運転計画については、3月中に利用中の顧客に案内する」(JR貨物)

(イメージ画像:東京駅 2019年取材時)