旧国鉄千葉駅ちかくで開業した万葉軒、受け継がれた味といま

2021.04.03

総武線・成田線・外房線・内房線などの電車が乗り入れる、千葉県庁所在地のターミナル、千葉駅。

いま千葉駅をGoogleマップでみると、総武線・成田線方面のカーブした駅と、外房線・内房線のまっすぐのホームで、V字を描くように設置されている。

現在の千葉駅は、駅ナカ商業施設「ペリエ千葉」もオープンし、千葉モノレールとともに立体的に進化した。

千葉駅は、このV字ホーム時代よりも前の国鉄時代、700メートルほど東側、現在の総武線 東千葉駅寄り、現在の千葉市民会館付近に駅があった。

千葉駅の移り変わりは、別で記すとして、ここでは旧千葉駅のちかくに開業した駅弁屋について。

消えた万葉軒、受け継がれた味

駅弁屋として1928(昭和3)に開業した万葉軒は、この旧国鉄千葉駅ちかく、千葉市中央区要町に開業。

国鉄構内立売営業の承認を受け、駅弁の製造・販売を開始し、「万葉弁当」「万葉寿司」「漁り」「トンかつ弁当」「菜の花弁当」「やき肉弁当」「ジャンボかつ弁当」といった、千葉にまつわる“名作”を打ち出してきた。

現在は「マンヨーケン~千葉県の駅弁屋~」とブランド名を変え、ペリエ千葉 エキナカ店でこうした人気駅弁を常設販売している。またイベントや各地の駅弁店などにスポットで販売されるている姿もみかける。

現在は、「リエイ×bayfm×JR東日本 千葉の魅力と元気を届ける」と銘打って、3月8日にリニューアルした「ちば元気弁当」をプッシュ中。

「リスナーの皆さまのアイデアから生まれた人気メニュー「県産豚のピーナッツロール揚げ」はそのままに、しっとり柔らかな銚子産真サバの塩麹焼がメインに新登場!」

「県産野菜の揚げ浸し丼でごはんも増量! 房総産葉大根の浅漬け、県産人参入り房州ひじき煮など千葉県産の野菜をふんだんに使用したヘルシーなお弁当です」(マンヨーケン)

―――幕張メッセでのイベント開催時などに、「トンかつ弁当」(550円)を屋台販売していたときを思い出す。

「とんかつ」でも「豚カツ」でも「とんカツ」でもない、万葉軒のトンかつ弁当は、「発売以来、ずっと変わらない味が人気の弊社を代表する駅弁」。

ソースを浸した豚ロースカツに、さらにソースをかけて食べる、黄色い掛け紙の千葉ローカル駅弁に、メッセ来場者も続々と手を延ばしていた―――。

ちなみに、社名の由来は「千葉にちなみ、千より大きな万で万葉、あるいは万葉集にも由来すると伝えられている」という。


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