国の支援を受け2031年3月までに経営自立 JR北海道、JR四国、JR貨物の2021年度事業計画をご紹介

2021.04.17

鉄道を基軸とした総合物流企業グループ=JR貨物

新技術を積極採用する新しい貨物鉄道駅=イメージ=(資料:JR貨物「2021年度事業計画」)

JR貨物は2021年度事業計画で、「鉄道を基軸とした総合物流企業グループ」の目標を掲げました。多少の誤解を恐れずに書けば、目標は、鉄道輸送でなく、あくまで総合物流の視点で選ばれる貨物鉄道を創造すること。輸送サービス向上の具体策では、インターネットショッピングの需要拡大に伴うブロックトレイン拡充、災害時の運用線区拡大を目指した改造機関車の試作車による試運転、手ブレーキ検知装置の全コンテナ貨車への展開などを進めるとしました。

災害時に運用線区を拡大する改造機関車は今回の事業計画で初めて登場した項目で、詳細の発表はこれから。ニューノーマルに向けた新戦略では、おそらく物流施設と思われますが、市場から上物付き物件を取得します。

2021年度の設備投資計画は、貨物鉄道事業362億円、関連事業33億円、全体で396億円。鉄道は2020年度に比べ、185億円の増額を予定します。車両はEF210形300番代電気機関車10両、DD200形ディーゼル機関車6両、HD300形入れ換え用機関車1両などを新製します。

JR貨物が増備を予定する「HD300形ハイブリッド機関車」。電気式ディーゼル機関車と蓄電池機関車の2つの機構を兼ね備えます。(写真:鉄道チャンネル編集部)

本稿で紹介したように、各社の事業計画は鉄道ファンにとっても新型車両や新サービスの話題の宝庫。興味ある方は、ぜひ各社のホームページをチェックしてみて下さい。

文:上里夏生


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