国の支援を受け2031年3月までに経営自立 JR北海道、JR四国、JR貨物の2021年度事業計画をご紹介

2021.04.17

地域とともに公共交通の四国モデル追求=JR四国

JR四国は鉄道運輸収入の安定的な確保に向け観光列車の維持・充実に取り組みます。(資料:JR四国「グループ中期経営計画2025」)

JR四国は、中長期の「グループ長期経営ビジョン2030」「グループ中期経営計画2025」、単年度の「2021年度事業計画」の3つの経営計画を発表しました。最終のゴールは、もちろん2031年3月までの経営自立で、四国に生きる企業として「地域とともに、公共交通ネットワークの四国モデルを追求する」「訪れたい・暮らしたいと感じる、にぎわいとおもてなしにあふれる四国をつくる」「新しい価値・サービスの創造にチャレンジする」の3つの使命を掲げました。

経営面では、JR北海道にも共通する点ですが、地域の輸送需要だけで事業を成り立たせるのは困難で、国内各地や海外から人を呼び込んで交流人口を増やす。実現のため、自治体などと協業して、魅力ある地域づくりに最大限の努力を注ぎます。

「伊予灘ものがたり」ラストランイヤー

2021年いっぱいで引退するJR四国の人気観光列車「伊予灘ものがたり」(写真:鉄道チャンネル編集部)

JR四国といえば、一番の売りは多彩な観光列車。計画には、アンパンマン列車の充実による誘客促進、新しい「伊予灘ものがたり」デビュー(2022年春運行開始予定)、観光列車などを活用した広域観光周遊ルートの形成・商品化といった項目が並びます。

ファン注目の新しい「伊予灘ものがたり」の詳細発表はこれからですが、タネ車は現在のキハ47形気動車からキハ185系特急気動車に変わります。現行車両の運用は2021年12月までの予定。JR四国は2021年を「伊予灘ものがたりラストランイヤー」と銘打ち、多彩なイベントを展開します。

単年度計画では、2019年にデビュー、2021年3月のダイヤ改正でも運用列車を増やした2700系特急気動車を土讃線に追加投入。土讃線高知―土佐山田間と徳島線徳島―穴吹駅で、発車時刻をそろえるパターンダイヤを採用します。中計5年間の設備投資額は640億円程度で、安全関連に450億円を投入します。

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