国の支援を受け2031年3月までに経営自立 JR北海道、JR四国、JR貨物の2021年度事業計画をご紹介

2021.04.17

観光列車の運転を継続=JR北海道

JR北海道は経営自立を目標年の2031年度には「住んでよし、訪れてよし、北海道」を実現する企業グループへの飛躍を目指します。(資料「JR北海道グループ長期経営ビジョン・未来2031」)

最初にJR北海道の針路を見ましょう。読者諸兄に興味を持っていただけそうな、鉄道事業の項目をピックアップします。

札幌と旭川、函館、帯広といった道内主要都市をつなぐ都市間輸送では、北海道の「交通事業者利用促進支援事業(ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン)」や、国の「Go To トラベル」などを利活用した営業促進策を検討・展開します。ぐるっとキャンペーンは、乗り放題きっぷや交通クーポン券の購入時に道が購入額の一定割合を助成する旅行振興策で、本来は2021年3月末で終了の予定でしたが、同年6月末までの延長が決まりました。

人気の観光列車では、「山紫水明シリーズ」を活用した「花たび そうや号」の運転に加え、東急との共同事業になる「THE ROYAL EXPRESS」を継続します。山紫水明シリーズは、キハ40形を改造した観光列車です。冬の風物詩・SL冬の湿原号は、客車をリニューアルします。

JR北海道・JR東日本・JR貨物・東急の4社協力で実現した「THE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」(提供:東急(株))

ニューノーマルへの対応では、非接触型サービスを強化・充実。指定券発行のマルスは、「話せる券売機」採用駅を拡大します。ICカード乗車券「Kitaka」導入エリアも、拡大を検討します。

2021年度の設備投資額は345億円。このうち車両関係は、電気式気動車H100形30両、261系特急気動車18両の新製など136億円が盛り込まれました。

鈴木・道知事がメッセージ

JR北海道をめぐっては、北海道が観光列車導入経費への支援として、2021年度に10億円余の予算を計上しています。

鈴木直道知事は国の支援継続決定を受け、「私としては、JR北海道が地域の思いをしっかり受け止め、本道の鉄道ネットワークを担う交通事業者としての覚悟と使命感を持ち、全力で取り組んでもらいたいと考えます。道としても、JR北海道や地域の皆さんとの連携を一層強固なものとし、着実に成果を積み重ねながら、鉄道の利用拡大に取り組みます(大意)」のコメントを発表しました。

次ページ地域とともに公共交通の四国モデル追求=JR四国


LINEで送る

オススメ記事

こちらの記事もオススメです