近畿車輛で8両編成15本、日立製作所で10両編成6本をつくる、東京メトロ 有楽町線 副都心線 新型車両17000系。

10両編成が先に登場し、営業運転につくなか、いよいよ8両編成が出てきて、置き換えが始まっている7000系10両編成と同様に、7000系8両編成も廃車が始まる見込み。

非対称顔、客ドアの小さな窓、豪快な客ドア開閉音など、消える前にもういちど体感しておきたい。

貫通扉の開き方を想像して…

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先に消滅した千代田線6000系と同様のスタイルの7000系、7000系に準拠して1981年に登場した半蔵門線8000系は、その顔に共通点がある。

それはオフセットされた貫通扉の位置と、その両脇にレイアウトされた前面窓。

この6000・7000・8000系に共通した“顔面要素”のなかでも、注目したいのは、その貫通扉の開閉スタイル。

6000・7000・8000系の貫通扉は、ヒンジ(ちょうつがい)が下側についていて、開けるときは上から下へとドアが縦におりてくる。

さらに、貫通扉の裏側には、階段がついている。扉が開くと、そのまま車内の人がこの階段を伝って車外へ脱出できるという仕組み。

―――営団地下鉄がつくった7000系が消えていくいま、通常運転での乗車ではみることはできないけど、こうした貫通扉の開き方をイメージしながら、乗ってみるのもいいかも。

◆営団7000系がいよいよ解体か、東京メトロ新型車両17000系と世代交代
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◆東京メトロ 有楽町線 副都心線 17000系に求められた走行性能条件、パワフルと省エネを両立した進化系の走り
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◆モータやパンタの位置が10000系などと違う東京メトロ新型車両17000系、近畿車輛8両15本と日立製作所10両6本で7000系を同数置き換え
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