2020年の前回、応募1154点からグランプリに選ばれた千葉県の野口茂樹さんの「花火」(磐越西線日出谷―鹿瀬間)(画像:JRTT)

国土交通省と鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)、鉄道関係機関、鉄軌道事業者などで構成する「鉄道の日」実行委員会は、2021年で22回目を迎える「鉄道のある風景写真コンテスト」の作品を募集する。

10月14日の鉄道の日の関連イベントで、毎年おなじみになった写真コンテスト。最優秀賞のグランプリ受賞者には、国土交通大臣名の表彰状が授与される。

テーマは、例年通り「日本の四季折々の『鉄道のある風景』」。概ね3年以内に撮影した作品で、応募できるのはアマチュアに限る。事務局のJRTTは撮影マナーをしっかり守り、感染拡大防止に配慮するよう呼び掛ける。

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募集期間は2021年7月1日~8月31日。グランプリのほか、四季賞4点(春、夏、秋、冬賞)、シティ・トレイン・ビュー賞、ジュニア賞(18歳以下対象)各1点、入選数点を選んで表彰。詳しい応募要項は、JRTTのホームページで告知する。

表彰式は例年、鉄道の日をアピールする「鉄道フェスティバル」のオープニングセレモニーで実施されてきたが、2019年(台風のため)、2020年(コロナ感染拡大防止のため)と2年連続で中止。2021年に関しては、決まり次第案内する。

応募作品の審査には、写真家の猪井貴志さん(審査委員長)、東京女子大学現代教養学部の竹内健蔵教授、交通新聞社の中村直美常務・第2出版事業部長らが当たる。

文:上里夏生