JR西日本は2021年6月3日、トロッコ列車「奥出雲おろち号」について、2023年度を最後に運行を終了すると発表した。現行車両の老朽化(製造から約50年)が理由。

「奥出雲おろち号」は1994年に横田町(現奥出雲町)から要請を受け、1998年から運行を開始した。定員は64名で、運行区間は木次駅~備後落合駅間。2010年からは出雲市駅~木次駅間の片道延長運転も行っている。

年間運転日数は4月~11月で約150日(2021年度より約130日)。年間利用人数は約14,000人。

2021年夏の運転計画は?

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同日発表された2021年夏の「奥出雲おろち号」運転計画は次の通り。

今夏は7月下旬から9月末頃まで運転。行きは 10:08木次駅発 12:36備後落合駅着、帰りは12:57備後落合駅発 15:57木次駅着。

日曜祝日を中心に、山陰本線の出雲市駅から木次線備後落合駅まで片道直通運転を行う。その場合は8:45出雲市駅発となり、途中停車駅にも直江、荘原、宍道、加茂中、出雲大東が加わる。

2021年夏の「奥出雲おろち号」運転計画(画像:JR西日本)

「奥出雲おろち号」は全車指定席のため、事前に「乗車券」「座席指定券」の購入を。

鉄道チャンネル編集部