箸休めにお付き合いください【木造駅舎コレクション】084
※2021年4月撮影
トップ画像は、久大本線天ヶ瀬駅に到着する上り特急「ゆふいんの森2号」。久大本線下り普通列車に乗っていて何度もこの駅で特急「ゆふいんの森」と列車交換しています。もちろんこのJR九州キハ72系気動車は何度も撮影しています。それでも、やっぱり撮っちゃいます。ハイデッキでデザインがカッコ良いし色もキレイですからね。
さて、前回の「うきは駅」からの続きです。うきは駅11時53分発の日田行に乗りました。日田駅での乗り継ぎ時間19分も含めて引治駅に到着するのは13時19分と1時間半近くかかります。
箸休めとでもいいますか、せっかくなので少し久大本線の車窓などご一緒にどうぞ。
久大本線は、筑後大石駅を出ると筑後川を渡ります。右車窓に夜明ダムが見えます。この辺りから上流の玖珠川と合流するまでが三隈川と呼ばれる様です。
※2021年4月撮影
夜明駅の手前で北側から日田彦山線が近づいてきます。既に沿線自治体とJR九州との間でBRT(Bus Rapid Transit)による復旧が合意されています。筆者は好きな路線なので何度も乗っています。特に彦山駅の木造駅舎(2021年4月解体)は素晴らしいので、個人的には寂しく感じますが、沿線の方にとっては情緒的な問題ではないのです。復旧したらお祝いに乗りに来ます。
※2021年4月撮影
夜明駅、対面の3番線は日田彦山線ホームでした。
※2021年4月撮影
12時14分日田駅に到着。12時33分の大分行に乗り継ぎます。19分間で昼食を確保したいのですが、駅の近所にコンビニが見当たらない!駅員さんに訊いたら、バスターミナルでお弁当を売っていることを教えてもらいました。速攻でお弁当を購入して大分行に滑り込みセーフ。
※2021年4月撮影
天ヶ瀬駅に12時48分着。ここで5分の列車交換待ちです。
※2021年4月撮影
トップ画像の直後です。
※2021年4月撮影
天ヶ瀬温泉郷、2020年7月の豪雨が酷かった。氾濫した玖珠川の濁流で新天ヶ瀬橋は崩落。旅館の半数以上が被害を受けました。大分県は玖珠川の河川改修を行う予定で、工事区間には旅館を含む30軒の家屋、そして20もの源泉がある様です。温泉街が再び元気になることを祈っています。
※2021年4月撮影
動き出した列車に乗って車窓から。2020年豪雨災害の爪痕が沿線に残っています。
※2021年4月撮影
この駅も一度ゆっくり来たいのですが・・・。
※2021年4月撮影
右車窓には「慈恩の滝」が見えました。同じく豪雨の影響で滝の裏に回る遊歩道は立入禁止になっています。
※2021年4月撮影
1992年(平成4年)改築された北山田駅の木造駅舎もなかなか良いです。駅舎2階から三日月の滝が見えるそうです。この駅にもゆっくり来たい。
※2021年4月撮影
古い木造駅舎が2014年(平成26年)に焼失してしまった恵良(えら)駅。新しい駅舎は反対側の車窓なのですが・・・。
※2021年4月撮影
1984年(昭和59年)に廃止された旧国鉄宮原(みやのはる)線の痕跡(元の3番線)が残っているのです。
※2021年4月撮影
13時19分。引治駅に到着。大分行が出発しました。
※2021年4月撮影
箸休めにお付き合いありがとうございました。次回は、引治駅の木造駅舎です。
(写真・文/住田至朗)
※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。