7月15日13時から、びゅうトラベルサービス「日本の旅、鉄道の旅」ホームページで販売が始まる鉄道ツアー「185 系で行く団体臨時列車『ぐるっと北総水郷 185』」(9月11・12日実施)は、その運行ルートや扱いが興味深い。

運行区間は千葉~銚子。両日とも往路は千葉を出ると、銚子方面とは逆の東京方面へと185系は走っていく。

往路は千葉を出ると、総武線 東京方面を走り新小岩操車場へ。ここで1回目の進行方向逆転、総武線支線 新金貨物線へと入り金町で常磐線へ入る。

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常磐線 我孫子から成田線 我孫子支線へと転線し、成田へ。ここで2回めの進行方向逆転で、成田線 銚子方面へと走る。

そのまま銚子へ行くと思いきや、鹿島線へと入線し、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線・鹿島臨港線とつながる鹿島サッカースタジアム駅へと行く。

鹿島サッカースタジアム駅で折り返し、3回目の進行方向逆転。佐原まで戻り、4回目の進行方向逆転を経て、やっと銚子につく。

乗客の撮影チャンスもいろいろありそう。9月11日の土曜日は新小岩操車場に、千葉方に電気機関車をつけた高速コンテナ列車1093レ(日曜運休)がいる姿に会えるかもしれない。

また、時間があえば新小岩でレール輸送列車キヤE195系新型気動車に会えるたり、新小岩派出ではひと休みする総武線支線 越中島貨物線 レール輸送用DE10形ディーゼル機関車、金町で休む電気機関車などに会えるかも。

京成電鉄線との立体交差部を車窓からながめるのも貴重か。また9月11日の土曜日は、鹿島サッカースタジアムを12:50に出る高速コンテナ列車1094レ(日曜運休)とすれ違うかもしれない。

鹿島サッカースタジアム駅では留置線に入るから、そのホームを185系車内からすこし離れてみるというおもしろい車窓もある。鹿島臨海鉄道のディーゼル機関車にも会えるかもしれない……と、いろいろ期待はふくらむ。

同ツアーの185系は、銚子に14:34着。2時間半の銚子での自由時間を過ごし、17時に銚子を出る。特製掛け紙付きお弁当がついて、ツアー代金は千葉駅発着おとな(こども)1名1万7,800 円(1万3,800 円)。