山陽新幹線光ファイバなどを開放、JR西日本が情報通信事業に参入
JR西日本は、同社エリア内の山陽新幹線光ファイバや在来線光ファイバの一部を開放し、光ファイバネットワークを活用した情報通信事業に参入する。
今回、開放する山陽新幹線光ファイバ区間は、新大阪付近から博多までの約600kmと、米原・和歌山・三原までの在来線光ファイバ区間 約1100km。
JR西日本グループは、同社100%出資子会社の「JR西日本光ネットワーク株式会社」(大阪府吹田市)を7月1日に新たに設立し、光ファイバ芯線賃貸や高速データ通信サービス事業を専門的・機動的に運営していく。
京阪神地区から山陽新幹線を通じ、中国地方・福岡までつながる広大なエリアをカバーし、光ファイバネットワークを活用した事業展開は、鉄道事業者として最大規模に。
また今回の新事業は、鉄道事業を支える高い品質・高い安定性・高い信頼性を確保している点も特長。
まずはことし2021年秋に光ファイバ芯線賃貸サービスを本格稼働、来年2022年春から高速データ通信サービスを始める。
京阪神・岡山・広島・福岡の各エリアにあるデータセンター郡と接続し、情報通信分野に関するさまざまな社会課題の解決に、インフラ面で応えていく。
また、阪急阪神ホールディングスグループの阪神ケーブルエンジニアリングと協業し、相互のネットワーク網を補完していくという。
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